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正覺寺での仏式葬儀の施行例１

　ご家族ご親族だけの通夜に立ち会いました。依頼者は府中聖苑をご希望されていらっしゃいましたが、空いている日は友引にかかり、かなり先まで塞がっている状況でしたので、公営と民営の式場の価格にかなりの差が出ることは了解していただき、民間のこちらの式場に変更されました。

依頼者のご自宅とも比較的近く、こちらの式場のことをご存知でいらっしゃいましたので、ご近所にはご家族ご兄弟のみの家族葬のことをお伝えしてあるのかを前もって確認しておきました。

祭壇は白木祭壇にお花をアレンジした形をとり、お花は白をベースに遺影の前を洋花で、供花を菊で飾り、内輪のご葬儀ということで、供花のお名前の札は省略されました。

ご喪家側では故人様が女性ですので白い布棺をご希望され、祭壇後方に柩をご安置致しました。最近は式場等の関係で柩を祭壇前にご安置される場合が多いようですが、本来は祭壇に守られている意味合いで後に置かれるのが正式とされます。ご予算の関係で、祭壇後に幕がありませんでしたが、かえってアットホームな感じになったようです。

少し早目に伺った時は周囲も明るく、式場正面入口から街道の方まで見渡されましたが、通夜の時刻に近づき式場内のシャッターを下ろしますと、雰囲気がガラリと変わり、落ち着いた雰囲気に一変したのにはビックリいたしました。

通夜の読経が始まる前、お一人ずつ祭壇後の柩にゆっくりとご対面されていらっしゃいました。

●葬儀費用概略

葬儀代金　９９万５０００円
式場費、火葬場諸経費・心付け　１８万円
返礼品代　１万８２０７円
料理代　４万５円
お布施代〔戒名含む〕　５０万円

（葬儀立会い/あさがおアドバイザー・松山悦子）

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