人を惹きつける話とは

 週末から、森林の生態系を研究する最前線の専門家の話を聞く機会がありました。最前線にいる人の話の面白さは、事業家の人の話の面白さと通じるものがあると思いました。

 研究者なら答えが決まってないものに対して、事業家ならうまくいくか分からないことに対して、仮説をつくって実行する、失敗したら修正してまた実行する、これを繰り返していって、やがて道をきり開いていく、しかしそれもいつまでも安泰ではいられない。いづれにしても、こうしたことをやっている人の話は味わい深いですし、聞いている人を惹きつけます。

 研究者や事業家のようにスケールの大きな話ができなくても、与えられた状況の中に満足せず、自分なりの創意工夫をして研究や仕事に取り組んでいる人は、教える学生や、自分の部下のみならず、関心のない人たちに対してまで、聞いてもらえる話ができる素養がある気がします。
 われわれ相談員スタッフにも活かせるものがあると感じました。