夏休みと「瀕死の白鳥」

 夏休みは昔から子供たちにとっての特別なもので、大人になっても懐かしい思い出となっていますが、今年はコロナ感染予防対策での出席日数の関係から夏休みの日数も削られ、3密(密閉、密集、密接)を防ぐ意味合いもあり、遠出の旅行も、田舎の祖父母へのご挨拶もお預けとなってしまわれたようですが、どの様な夏休みをすごされたのでしょうか。

 例年ですと、お稽古事の発表会を始め、舞台の公演も夏休みに向けて一斉に開催され、目白押しの状態でしたが、今年は席をあけて3密を意識した大人向けの公演がちらほら見受けられるのみで、寂しい限りです。

 以前、知人の紹介で「親子で楽しむバレエフェスティバル」を拝見させていただいた折、通常のバレエ公演とは思えないほど、子供たちは手拍子・足拍子で乗りに乗っておりましたが、最後の作品が始まると、打って変わった様に静まり返り、目を皿の様にして舞台に見入っていたのが忘れられない思い出になっています。

 舞台上はそこだけが白黒映画を見ているような異彩を放っていました。

 傷つき死を目前にした一羽の白鳥が、最後まで必死に生きようともがき、羽ばたきついに力尽きるまでを踊る小品で、動きだけの表現ですが、子供達もそれぞれに意味をつかみ、最後、舞台に突っ伏した白鳥に惜しみない拍手を送っていたのが、昨日のことの様に思い出されます。

 この「瀕死の白鳥」を観た子供達の心に、生きる力がどのように映ったのでしょうか。

 バレエを通して、生きる大切さを肌で感じていただけたでしょうか。

 夏休みの大切な思い出になったでしょうか。

 来年の夏休み子供フェスティバルでは無事「瀕死の白鳥」が上演されることを期待したいですね。

梅と供養とコロナの関係は・・・。

 入梅前のつかの間の青空が顔を出しても、今年はいつもの年とは違うコロナウイルスとの戦いという難問に戸惑い、困惑している毎日が続いています。

 テレビの報道番組は、相変わらず刻々と変わるコロナ報道に一喜一憂の様相を呈し、中には規定で、お葬式の出席者人数に制限を設けた国も出てきているとの由。

 そんな状況下の中でも季節は巡り、今年も実家から梅の実が送られてきました。

 部屋いっぱいに広げられた梅の実は日が経つにつれ、芳醇な香りに包まれ、後は「梅仕事」を待つだけとなりました。

 この時期に梅の実を使って梅干しや梅酒、梅ジュース等をつくる作業を、昔から「梅仕事」と称し、特別視されていたとも伺っています。

 私事で恐縮ですが、実家の母が元気な頃植えた梅の木も、母の手入れのおかげで順調に伸び、いつの間にか実を結び、最盛期は優に100㌔以上も収穫される程に成長し、当初見向きもしなかった梅の実ですが、10年ほど前から友人知人に「母の供養のために・・・」と半ば強引に、お配りさせて頂くようになりました。

 しかしながら、母の死後は手入れもままならず、年により当たりはずれが多くなり、それでも不肖の娘は梅の収穫に合わせ、季節外れのお墓参りを兼ねて帰郷しておりましたが、今年はコロナ騒動で身動きが取れず、残念ながら次回へ繰越となってしまいました。

 代わりに梅を介して友人知人の近況報告が続々と届いています。

 皆さん一様にコロナ騒動で鬱々としていた気持ちを切り替えるチャンスとなり、「お墓参りの節はよろしくお伝え下さい・・・」との由。

 「お母さん、コロナ騒動が一段落した折には、お墓参りに伺います」

 久しぶりに元気をもらい、当方も皆さんに負けず、明日からはいよいよ梅仕事を始めます。

新しい年を迎えて・・・。

新年明けましておめでとうございます。

本年もどうぞよろしくお願いいたします。

 お正月は天候に恵まれ、穏やかな三が日でしたが、昨年末のスタッフのあまりに突然の死に直面し、当方の気持ちの整理も中々つけづらく、改めてお仕事として普段ご相談に応じている、ご喪家のお気持にどれだけ寄り添えるか、言葉だけではなく現実問題として捉え、対応する難しさを、新年早々学ばせて頂くことになりました。

 今年も元旦の朝一番の楽しみでもある年賀状が届きました。

 ここぞとばかりに賀状いっぱいに近況報告を綴る方、筆不精と称して印刷された賀状に一筆添え書きをされる方と様々ですが、お互い仕事にかまけてお会いする機会を逸し、1年1度の御挨拶に安堵する方も多く、これからもこのやり取りが続くことを願うばかりです。

 賀状の最高齢はお料理教室でご一緒している今年卒寿を迎える大先輩です。

 昨年の陶芸教室の作品展で入選された絵柄の下には

 見た目は元気です。

 後輩達に誘われ 遊んでもらっています。

 今年も良い年で有ります様に・・・と綴られています。

 今年は後輩たちが新年早々に卒寿のお祝いを計画しています。

 いつまでもお元気で・・・。

オリンピックと車椅子

 年の瀬に入り、テレビをつけると来年のオリンピックに向けての競技が増々目白押しの感を呈してきました。

 あの日、前日の雨が上がり、日光・戦場ヶ原はどこまでも続く青空と静寂な空気に包まれていました。

 丁度、東京オリンピックの開会式のファンファーレが高らかに鳴り響いている時刻です。

 オリンピックに沸き立つ東京とバレーボールの大松監督のスポコン精神に違和感を覚え、原っぱの真ん中でキャンバスに向かって無心に絵筆を動かしていた当時が懐かしく思い出されます。

 報道を見ている限り、騒ぎは前回同様のようですが、今回はパラリンピックの存在がクローズアップされ、企業の中にも「車椅子陸上競技部」が設立され、注目を集めており、これを機に日常生活にもさらにバリアフリーの生活が定着してくれることを願いたいものです。

 ご葬儀の式場でもバリアフリーが定着してきておりますが、まだ取り扱う方の特別意識が前面に出てしまい、今一つの感が拭えないもどかしさを感じる場面も度々です。

 高齢社会に向けて、永年の友と最期のお別れも自由にできる雰囲気が、オリンピックを機に高まってくれることに注目したいところです。

 大分昔になりますが、ドイツのワイマールの小さなマーケットでの出来事が昨日の様に思い出されます。

 買い物をしていると、車椅子の叔父さんが突然あれを取ってくれと合図を送ってきました。

 その指示の仕方があまりに自然で、気が付くと叔父さんの脇で一緒に買い物をしていました。

 日本ですと車椅子の方だからやってあげなくてはという意識が先に立ってしまいますが、余りに自然な受け取りに我ながらびっくりしたものでした。

 以来、日本にはこんな社会がいつ来るのだろうかと半信半疑でしたが、やっとチャンス到来の兆しが見えてきたようです。

 来年のオリンピックは車椅子生活者にとっても最大のチャンスです。

 相変わらずオリンピックには懐疑的ですが、高齢化社会に向けてのチャンスだけは逃がさないように、しっかりと・・・。

予定通りにいかないことも…。

斎場の訪問やご葬儀の立会いで出かける時は、いつも電車を利用しているのですが、遠方に出かける場合、電車の利用に迷うことが度々あります。

行く前には必ず時間や経路などを万全に調べてインプットしておくのですが、実際に出発すると、ホームへの到着時間や電車の遅延などで予定通りにいかないこともよくあり、なかなか思った通りの時間に到着することができません。
待ち合わせの時間がある場合には、早めに到着するように心がけていますが、早すぎて予定の電車に乗らず、その前に来た電車に乗ってしまい、それが運悪く各駅停車で、途中の駅で本来乗る予定だった快速電車に追い抜かれてしまって、早く着くつもりのはずが裏目にでてしまったことも何度か…。

また、行く時は、予定時間に着かなくてはならないという気合いだったり、初めての所に行くという緊張感があるので、なんとか時間に間に合うように努力をするのですが、これが仕事を終えた帰りの場合は、乗る電車を間違えても「なんとかなるさ」とすっかり緩みます。
先日も、乗り換えするはずの駅に止まらない電車だということに気づかず、タイミング良く到着した電車に飛び乗ってしまい、思い切り遠回りをしてしまったことがありました。(このような場合、疲労感に残念感がプラスされてどっと疲れます…。)

乗っている電車が途中から他の路線に接続し、乗り換えをしなくても遠くまで行けるようになったりしていることは、とても便利でどこへ行くにも近くなったような気になりますが、普段電車をあまり使わない私にとっては戸惑うことも多く、車内アナウンスを聞き逃さないように、常に耳を澄ませていなくてはいけないようです。

とても便利になったとは思うのですが、使う人次第ということなのですね…。

防寒対策

天気のいい日でも、朝晩は冷え込む季節になってきました。都内でも、夜には気温がぐっとさがり、室内にいても一枚多く羽織りたくなるような季節です。

これからの時期は、特に女性はご葬儀に参列される際の防寒対策が必須になってくるかと思います。
普段はパンツスタイルが多い方でも、喪服はひざ丈のスカートという方も多いのではないでしょうか。私もその一人なのですが、この時期のご葬儀は斎場内では暖房を入れるほど寒くはなく、しかし、一時間も座っていると足元がかなり冷えてきます。

以前、今より少し後の時期にご葬儀の立会いに行った時のことですが、昼間は天気がよかったので、薄手のタイツを履いて行きました。その時のご葬儀では、斎場内にあまり余裕がなかったため、外からご葬儀の様子を拝見させていただいていたのですが、普段冷え症ではない私でも、お式の中盤あたりから足が冷たくなってきて、ご葬儀が終わるころには足先に感覚が無くなるほど冷え切ってしまいました。
厚手のタイツ、しかも2枚重ねでもよかったかもと後悔したことを、この時期になって思い出しました。

ご会葬に行かれる方は、外で一時間もお待ちになることはありませんが、人数が多いご葬儀では、お焼香の順番を外で待つこともあります。
もう少し寒くなると、屋外でお待ちになる方のためにストーブなどの暖房を用意してくれることもありますが、暖かかったり寒くなったりするこの時期にご葬儀に行かれる際には、ご自身で充分に防寒対策をしてお出かけください。

鮮やかなお葬式

私が通っているキルト教室のクラスには、30代から70代のさまざまな年代の女性がチクチクと針を刺しています。
年代にこだわらず、和気あいあいと和やかなムードで楽しくおしゃべりをしながらキルティングをすることが、月2回の楽しみでもあります。
先日、ベッドカバーサイズのキルトを完成させた方が、「これは、私のお葬式のときに棺に掛けてもらうの。」と。棺の中に入れるのではなく、あくまでも、みんなに見えるように棺に掛けてほしいと笑って言っていました。
何年もかけてやっと出来上がった、愛着のある作品、燃やしちゃうのはもったいないじゃない。というお姉様は2枚目のベッドカバーに着手しています。
自分の葬儀のときには、式場に今までの作品を展示してもらいたいわ〜とおっしゃるお姉様は、定年を10年以上過ぎていますが、とても多趣味でフラで汗を流すことも。
祭壇のお花はハワイの花で作ってもらいたいそう。
想像しただけでも、とても鮮やかなご葬儀になりそうです。

そんな話をしていると、若い人は「うちの親も自分のお葬式のこととか考えてるのかな」と話し始めます。
私は職業柄、親と葬儀の話をすることもよくあるのですが、一般には、子のほうからはなかなか切り出せず、むしろ避けたい話なのだとおもいます。

自分の葬儀はこうしてほしいと希望があるのなら、エンディングノートを用意するのも一つですが、雑談の中に、葬儀の話をさらっと盛り込んでみるのもいいかもしれません。
私も、将来の葬儀のために、作った作品は大切にとっておいて、娘に託してみようと思います。

人生100年時代、お別れもご自身の想いを貫いて・・・。

 8年程前に最初のご相談を頂き、お見積りをお送り致しましたご相談者から昨年末に続き、昨日4度目のお手紙が届きました。

 前3回はご自身のご相談でしたが、今回は入退院を繰り返されているご主人様の万が一を鑑みてのご相談でした。

 70代後半で、当初足のケガをされ病院に掛かったのをきっかけに、ご自身のご葬儀にいかほど掛かるのかご心配になり、保険がおりる範囲内でとのご要望を頂き、お見積りをお送りさせて頂きましたが、当時は周りの方々には内密のご相談とのことで、封書はセンターの名前を表記せずに匿名をご希望される程でした。

 あれから8年、当初からお身内だけのご葬儀をご希望でしたが、お身内の方も一人減り2人減りとご相談頂くごとに、ご会葬者の数にも変化がみられてきたようです。

 ご相談者からの近況報告も、より具体的にお話頂き、ご相談者の身辺も身近に感じられ、当方も私見を挟み、昨年暮れご相談者と同年代の方のライブで元気を頂いたお話までさせて頂きました。

 80代半ば、まだまだお元気です・・・。

 直葬という言葉がマスコミに登場し始めた頃でした。

 ご高齢なので万が一に備え、無宗教での直葬をと生前予約された方の妹様からも、お兄様の主旨に賛同され、同様なご要望を頂き、お見積りをお送りさせて頂きました。

 間もなく、妹様からのお礼のお手紙には1枚のパステル画の絵葉書が添えられ、ご自身のかつての自画像ですと添え書きされていました。

 真夏の太陽の下、自分の背丈よりも高い赤いカンナの花に囲まれた白い服の少女が、じっと前を見据えて一人たたずんでいました。

 少女の横顔には決意のほどが伺われ、ご自身の意思をどこまでも貫き通したいという熱い想いまでが伝わってくるようです。

 人生100年時代を迎え、最期はどのような形にされたいのか、お一人お1人がご自身の生き方を問いただす時代が来ているようです。

 本日先程突然、御年101歳を迎えた伯母の訃報が入りました。

 大正、昭和、平成、令和と時代の先端を走り抜けた伯母は、最期まで自力で全力疾走の人でした。

 ゆっくりお休みください。

 合掌。 3 Accent 4;\l

楽しい勉強をしてきました。

 ご葬儀ごとではないのですが、先日、ウェブ関連のセミナーに行ってきました。
 場所は大手町、平日の夕方にオフィス街に行ったのなんて、何年ぶりでしょうか・・。
 ちょうど外出先からオフィスに戻る人や仕事帰りの人が入り混じる時間帯で、本当にたくさんの人が歩いていました。

 クリエイティブ関連のセミナーだったので、参加されている方々は若い方ばかりかな、と思っていたのですが、もちろん若い方は多かったですが、私と同年代くらいのかたもチラホラ・・・。安心しました。

 セミナーの内容は興味があることばかりでかなり集中していたようで、2時間があっという間に過ぎていました。
 クリエイティブな雰囲気の中に身を置いたのは本当に久しぶりで、とても楽しい時間を過ごし、刺激もたくさんもらってきました。

 センターのサイト作りの、少しでも手助けができればと、これからもまた引き続き勉強です。
 

昨日は外回りしてきました

 昨日は一日外回りで、3件の賛同葬儀社さんの所へ行ってきました。
 朝9時に出発して、帰ってきたのは夜7時過ぎ。
 各葬儀社さんの所にいたのは約1時間ほどずつだったので、約7時間が移動に使った時間です。
 会社と会社の間が離れているのでそうなってしまうのですが、この移動時間を有効利用。
 葬儀社さんから聞いた話をまとめるのにとても役立つ時間になります。
 電車やバスに乗ったら、聞いたことをメモしてまとめ上げ、次の社に着くころには新たな気持ちで話しを聞くことができます。

 担当者の雰囲気、葬儀に対する意気込み、葬儀について何を一番大切にしているのかなど、色々聞いた話しは、今後のご紹介に、更に役立てられるものになればと思います。

 少し前まで暖かい日が続いていたのに、昨日に限って真冬の気温。最近私が出かける日はなぜか雪が降ったり雨が降ったり・・。
 今週末も外に出かける予定になっていますが、その日はどうかいい天気でありますように。