余命を宣告されて、ご相談される方のお気持は・・・。

 1ヶ月程前、ご自宅にお伺いし、万が一の際のご相談をさせて頂いたばかりの方の訃報を、ご紹介した賛同社の担当者から伺い、電話口で思わず言葉に詰まってしまいました。

 お伺いした折、お歳は召していらっしゃいましたが、お顔の血色もよく、お元気そうで、ご相談を実行に移すのはだいぶ先のことになりそうだと勝手に思い込んでおりました。

奥様とご一緒のご相談でしたが、事の深刻さを微塵も感じさせず、「どちらが先にお世話になるかな」と軽愚痴をたたいていらっしゃる光景を拝見しておりましたので、にわかに信じられない思いでした。

以前、名脇役の俳優さんが余命半年であることを明らかにし、残された時間を精一杯生きることをお話され、すでに葬儀社の手配もご自分で済ませていらっしゃることを公表されていましたが、ご自身の最期はご自分のお気持に忠実に、どこまでもご自身の意思を貫きたいと宣言されていたことが思い出されます。

また、てきぱきと明るく張りのある声でご相談を頂いた方の場合は、当初ご両親のご相談かと勘違いする程お元気な御様子でしたが、実際は再入院される直前のお電話でした。
小さなお子様を抱えた、まだ若いお母様からのご相談でしたが、万が一の際に後を託す妹様の為にもとおっしゃるお元気なお声に、ご相談に応じた未熟な当方が逆に励まされる始末でした。
妹様から訃報が届いたのはそれから半年後でした。

皆さん、覚悟を決めるとは言え、現実はどんなお気持だろうか。
お元気な折、ご自身の将来のこととして事前相談をされることと、余命を宣告された後一刻一刻と迫る死を現実なものとして捉え、受け入れざるを得ないお気持ちの差は如何ばかりか。
未熟な当方はまだまだ結論が見出せません。

ご葬儀の仕事に携わり、死についての客観的な言葉は巷に溢れていますが、それが現実になった時、自身の死を直視できるような心境になれるのは、いつになるのだろうか。
まだまだ、先が読めません。

お布施はどれくらいですか

 菩提寺がない場合でも、葬儀の時はお経をあげてもらいたいと考える方は多く、日本では約8割ほどの葬儀が仏式で行われていると言われています。

 菩提寺がない方の質問というのならわかるのですが、菩提寺がある方から、少なからず「お布施はどれくらいつつめばいいのでしょうか?」という質問を受けます。

 菩提寺さんにも、檀家さん同士でも聞きづらいし、他に聞くところもないので、当センターのようなところに質問されるのかもしれません。しかし、具体的な数字で答えることはできません。お付き合いの度合いもまちまちでしょうし、それぞれの関係により千差万別だからです。

 お布施の金額が「お経を読むお坊さんの格」と「お布施を支払う檀家の格」によって決まると、喝破したのは、梅棹忠夫さんです。「お経の長さや、木魚をポコポコとたたく労働量で決まるわけではなく、えらい坊さんにはたくさん出すのが普通であり、金持ちもたくさん出さないと格好がつかない」という「お布施の理論」を唱えました。

 ともあれ、実際に一番参考になり、あたりさわりがないのは、これまでの付き合いと同じようにする、ということでしょうか。ただ過去のようにはできない事情があれば、そのあたりの事情を説明して理解をもとめるのもよいと思います。

家族葬でのお知らせの仕方

 家族葬をするのに、どうやってお知らせをしたらいいかというご相談をうけることがあります。

 最近では「家族葬」という言葉もずいぶん浸透してきていますので、ご逝去の連絡をする際、葬儀前の段階でしたら、『葬儀は近親者のみで行う』ということと『一般の方のご参列はご遠慮いただきたい』ということをお知らせをすれば理解して頂けることも多くなったようです。

 葬儀を終えてからご逝去のお知らせをする場合には、例えば、「故人の遺志を尊重し、近親者のみで葬儀を行いました」というかたちの書面を郵送します。お知らせはできるだけ早い段階でお送りするとよいでしょう。

 葬儀前に連絡か、葬儀後に連絡か、どちらが正解ということはありません。実際の状況を見ながら、故人の交友関係の深さと広さを踏まえ、関係者の反応を予想しながら判断するほかありません。

 葬儀前に連絡すれば、家族葬と伝えたとしても、関係が深かった人などは、知ったからには会葬に行かなければ、と思う人が出てくる可能性があります。しかし、葬儀後の報告のように、「なぜ知らせてくれなかった」という非難はなくなるでしょう。

 身内でゆっくりお別れ、混乱させないことを優先し、葬儀後に報告するという選択肢もあります。

 それでも、「なぜ知らせてくれなかった」と非難され、その後の関係がうまくいきづらくなってしまうことが予想されるような、ごく親しい人にだけは、葬儀前に電話などで直接伝えるという方法も有効かもしれません(他の人には葬儀後に伝えると含みを持たせて) 。

 人間関係の基本的な事も忘れないように気を付けることも大切です。

追加料金て?

 「直葬の葬儀は一般的にいくらくらいですか?」というご相談がありました。
 お話を伺うと、「直葬15万円、追加料金なしとか、直葬18万円とかホームページで見かけるけれど、必ずこれでできるのか?追加料金は絶対でないのですか?」という心配をされています。

 追加料金、出る可能性はあります。
 
 たしかに、葬儀社のホームページでは、「追加料金なし」という記載を見かけることがありますが、『追加料金』については葬儀社側と消費者側の解釈の違いがあり、時にトラブルになってしまうことがあるようです。
 
 葬儀社側の「追加料金なし」というのは、主のプランの費用を目立つように大きく掲げていることが多く、それ以外にかかる費用も書かれていいますが、「追加」という形では表現していないことが多いようです。

 葬儀プランの場合、どんな場合でも必ずかかる費用をプランとして作っているため、その方の状況や実際にお越しになる会葬者の人数、式場や火葬場の混雑状況による安置の日数などは事前に把握できないため、別途に記載はあるものの、消費者側の「実際にいくらかかるのか」というのはサイトの中をよく見ないとわからないということがあると思います。
 また、複数のサイトを見て比較しようとしていても、プランの中に含まれているものは各葬儀社によって様々で、火葬料まで含まれているところ、式場使用料も入れているところ、通夜料理や精進落としを(例えば10名など)で見積もりに含めているところなど様々になっているので、普段葬儀社の見積りなどを見ていない方にとっては更に混乱されることと思います。

 まず、費用面でご検討される方は、ホームページに書かれている金額だけを鵜呑みにせず、ご自身が葬儀を行うにあたってひつような情報を提示してご自身が望む葬儀での見積もりを作ってもらい、比較するようにするのが良いと思います。

 

葬儀のことは全くわからない・・・

 先日、葬儀を出した経験がない友人から受けた事前相談の時に、どんなことがわからない?と聞くと、「全くわからない、なにがわらないのかもわからないんだよね〜」と言っていました。
 過去にお父様の葬儀を出した経験がある他の友人でさえ、「父の葬儀の時は母が全部やっていたから、何をしていたのか全然覚えてなくて・・どんなふうにいろんなことが決まっていったのか、わからないので、将来母を送る事になった時はよろしくね」と言っています。

 実際、センターへご相談される方の中でも、どうしたらいいのか全くわからないとおっしゃる方はとても多いです。
 ネットなどで色々調べている方でも、見れば見るほどどわからなくなってしまって・・、という方も多いのですが、普通は普段から葬儀のことを考えたりすることはあまりないと思うので、当然といえば当然の事だと思います。

 普通の一般的なお葬式、といっても、そのご家族や地域のことなど、その状況はそれぞれ異なります。菩提寺さんがあったり、無かったり、家族親族だけにしようと思ったり、友人にも来てもらいたいと思ったり・・・・。
 
 センターでは、それらの混乱をご相談者と一緒に整理し、ご要望に合わせた葬儀社のご紹介をしています。

 センターへご相談される際に、「常識的なことかもしれないので・・」「こんなこと知らないのは恥ずかしい・・」などとおっしゃる方がいらっしゃいますが、初めて葬儀のことを考えなくてはならない状況なのですから、分からなくて当然のことですので、センターへご相談される際には、その様な心配は無用です。

 

ご要望に応える担当者

 「先日の母の葬儀では、葬儀社の担当者の方に大変良くしていただきましたので、何かお礼をした方がよろしいでしょうか」
 ご葬儀後のお忙しい中、ご相談者から早速にお礼のお電話を頂きました。
 スタッフ共々、思わずホッとする瞬間でもあります。
 「そのお気遣いは大変有難く頂戴いたしますが、お言葉だけで十分でございます。早速に担当者の方にお伝えしておきますので・・・」とお礼を代弁させて頂き、センターからは後程お送りするアンケートへのご協力をお願い致しました。

 「晩年父は病の連続で、医者にも恵まれず大変な思いをしてきましたが、最後に良い葬儀社さんと良いご住職に恵まれたのも、真面目一筋の父の人徳だったかな・・・と思っております。まだまだやることは山ほど残っておりますが、お蔭様で告別式は無事終わりました」。

 「母は担当者様を大変気に入り、良い葬儀社さんだったわとご近所の方々にもお伝えしておくわねと申しております」
 悲しみの中にも、ご葬儀を無事終えた安堵感が、お電話やお手紙から直に伝わって来ます。

 昨今は御家族・ご親族中心の小規模なご葬儀が多くなるにつれ、ご喪家のご希望も夫々で、家族葬とひとくくりにされますが、ご喪家のご要望も十人十色の様相を呈しています。
 担当者はご喪家のご要望をお伺いし、目配り、気配り、心配りをされながら、ご葬儀に向かうことになります。

 当センターでは地元の賛同社の担当者レベルまで常に把握しており、ご相談者のご要望に対し、臨機応変に対応して頂ける担当者のご紹介させていただいております。
 これは、当センターの特徴の一つでもあります。

センターをお知りになった経緯

 センターがお願いしているアンケートの項目に、「センターをどのようにしてお知りになりましたか」という質問があります。
 ほとんどの方は、インターネットで葬儀の事を調べていたときに見つけた、というご回答を頂きますが、少数ですが、電話帳で見つけたという方もいらっしゃいます。

 また、「お知り合いの方などにあさがお紹介センターを勧めたいと思いますか」という質問では、機会があれば勧めたい、ぜひ勧めたい、とご回答いただくことがおおく、大変有難く思っています。

 センターは、チラシをまいたり雑誌などに広告を入れたりなどをしていません。
 チラシを配ってネットを見ない方々にも知って頂ければ、と思う事はありますが今はもう少し考えてから・・・・と。

 今はなんでもネットで調べる時代で、葬儀社を探すのもまずネットから、という方はとても多い思いますが、パソコンが苦手、ネットはほとんど見ない、という方もまだまだたくさんいらっしゃる中でも、万が一の時の葬儀は安心できる葬儀社に頼みたいと思っている方も多いのでは、と推測すると、やはり、ネット以外のものでもセンターの事を知って頂くことをしなくては、と感じています。

 実際にセンターをご利用いただいた方のお力もお借りできれば、と、色々考えています。

 まだまだ、葬儀で不満が残ってしまったという声も聴かれる中で、一人でも多くの方が安心して葬儀を行えるようになれば、と思って活動しています。

祭壇はどちらをお選びになりますか

 白木祭壇と生花祭壇を比較すると、最近では生花祭壇がよく選ばれているようです。
 生花祭壇は高いのでは?と思っていらっしゃる方も時々いらっしゃいますが、価格は一昔前よりも抑えられ、葬儀社によっては生花祭壇のほうがリーズナブルな価格で対応しているところも多くなってきました。

 センターではご相談の際にどのような祭壇をお望みか伺っていますが、最初白木祭壇を希望されていた方でも、やり取りの中で生花祭壇に決める方は多いです。
 生花祭壇はその故人様のためだけに作られる祭壇というところも決め手になる一因のようです。

 一方で、以前対応したご相談では、「主人のイメージは白木祭壇のほうが合っているので」とあえて白木祭壇をお選びになられた方がいらっしゃいました。
 ご葬儀後に拝見させて頂いた写真には、多くのご供花に囲まれた中央に厳粛なイメージの白木祭壇が飾られ、故人様がどのような方だったのかが伝わってくるようでした。

 葬儀社の自社会館など、昔は斎場に備え付けられていた白木祭壇も、今では使う人が少なくなり、持て余してしまっているところもあるようだと聞いたことがありますが、昔ながらの日本のお葬式の雰囲気がある白木祭壇もいいものだな、と思うことがあります。
 
 
 
 

 

友人たちにも紹介してあげたい担当者

 先日、お父様のご葬儀を終えたご相談者から、「友人たちも高齢の親をかかえ私と似たような状況にいる人も多くなり、近い将来もし葬儀社選びで迷っているようでしたら、(この度のご紹介葬儀社を)ご紹介したいと思います。」とのご報告をいただきました。
 ご相談者がお一人ですべてを判断しなくてはならないという状況の中、担当者の人柄がご相談者の癒しになられたそうで、安心してご葬儀を迎えられたとのことです。

 センターでは、ご相談者とのやり取りの中で、このご相談者にはこのような担当者が合うかもしれない、など、地域だけでなく担当者の人柄やどんな話し方をする人なのか、なども考えながらご紹介させて頂いています。

 ご葬儀を終えたあと、このようなご報告を頂くと、私どもも安心すると同時に、次への励みになります。
 
 ご相談者のご要望、心配点などをもっと深く汲み取り、ご相談者が安心して葬儀を迎えられるよう、良いご紹介をしていきたいと思っています。

事前相談でのご面談

 2年ほど前に叔父様の葬儀のご相談をされた方から、今度はお父様が心配な状況になり、再度のご相談をいただきました。

 叔父様のご葬儀の後に、「事前面談にて印象が良く、事前見積りでも、此方の相談に対して現実的で的確なアドバイスして頂き、150パーセントの感激・癒しのある式ができたと思っています。」、「面談をした方が良いとお勧めいただき、結果良い葬儀社さんに巡り逢い、心のこもった、また、癒しのある葬儀ができました。感謝しています。」とアンケートにご回答くださった方です。
 できればその担当者にまたお願いしたいけれど、今回はその葬儀社が対応するには遠いので、ご自宅付近の葬儀社を紹介してほしいということで、再度センターへご相談されたとのことでした。

 以前のご紹介の際、センターでは、ご紹介葬儀社の担当者と面談をして頂くことをお勧めし、2社と面談されたうえで1社をお選びになったという経緯があったため、事前に直接担当者に会ったことが、結果、ご満足のいく葬儀につながったというご経験をされたことで、この度のご紹介でも担当者と会って話を聞いてみます、とおっしゃっていました。

 葬儀社の担当者も色々なタイプの方がいらっしゃいますし、ご相談者も色々なタイプの方がいらっしゃいます。
 感じ方は人それぞれで、例えば、ぐいぐい引っ張ってくれるような対応をする担当者に対して、「強引な感じ」と受け取る方もいれば、「頼もしい」と感じる方もいらっしゃいます。
 穏やかなタイプの担当者に、「優しい感じがして安心」と感じる方もいれば、「頼りなく感じる」と思われる方もいらっしゃるため、やはり、直接会ってみたほうが、選択しやすくなるように思います。

 ただ、ご対象者の方が頑張っている中での事前相談の場合、その段階で葬儀社と直接会うことをためらう方もいらっしゃいます。
 そのような場合には、ご紹介葬儀社の担当者がどのようなタイプの方なのかを、できるだけ想像しやすいようにお伝えできるよう、努力いたします。