コロナ禍でも、心の準備はして置きたい。

 再び猛威を振るい始め、先が見えないコロナ禍の中、御家族の方々にご自身の将来についてのお気持をお伝えしておくためにも、お元気な内にと、ご自身のご要望を含めた御葬儀の見積りを御希望される方が、最近は増えてまいりました。

 先日も、まだお元気でお仕事をされていらっしゃる方からご依頼があり、ご要望に則していると思われる賛同社を選択し、御紹介させていただきました。

 早速に、御紹介した葬儀社の担当者と面談され、直接ご要望等を御相談し、ご自身の万が一を想定した見積りを作成されたとのご報告が届きました。

 永年思い悩んでいたお気持も、コロナ禍でかえって決心が着き、すっきり致しましたとの文面を拝見し、御紹介した当方も、思わず我がことのようにホッとさせられたものです。

 将来、この見積りが必要な折には、各々独立し結婚されているお子様達にお見せしますとの由。

 以前、最愛の息子さんを突然の事故で亡くされ「人間、いつどうなるか分からない」とのお気持から、ご自身の御葬儀についても、心の準備はしておきたいとのご要望を頂き、御希望するシンプルな「火葬式」の見積りを地元の賛同社からお取りし、説明書と共にお送りさせていただいたことがございました。

 お送りした見積りは、東京下町にて小規模な葬儀社をご夫婦で営まれ、面倒見の良さで評判の社でしたので、太鼓判を押して推薦させていただきました。

 ところが、数年後突然見積りをお取りした葬儀社の御主人が他界され、奥様も体調を崩され、社は休業を余儀なくされたとのご連絡を頂き、急遽ご相談者に事情をご説明し、改めて同じ区内の賛同社をご紹介させて頂いた事もございます。

 事前の見積りについて、以前から年1回は見直しをと申しあげてきましたが、特に最近は目まぐるしい社会状況の変化もあり、年1回と言わず、お気付きになられた時点で、お気持の変化も併せて、お問い合わせ頂ければと存じます。