葬儀後の相談

今日、センターの賛同葬儀社の担当者から、「3か月前に紹介を受け、ご葬儀の施行をさせていただいたご依頼者様から、その後も手続きのことや年賀欠礼はがきのことなどで、何度もご相談をいただいています」というお話しを聞きました。

ご葬儀の時やその前後の対応に不満があれば、その担当者に葬儀後の相談をしようとは思わないことと思います。

その話しを聞いて、このご相談者様にこの葬儀社をご紹介させていただいて本当に良かったと思いました。

このご相談者様は、センターに事前のご相談でお電話をされたのですが、葬儀社のご紹介の少し前の段階でご対象者様が急逝され、葬儀社を決めなくてはならない状況になってしまったのですが、自信を持ってその葬儀社をご紹介させていただきました。

センターでは、ご依頼者様と担当者との相性などもあるので、事前のご相談の場合、可能であればご紹介した葬儀社の担当者と直接お会いになってお話しを聞いていただくことをお勧めしています。

しかし、今回のようなケースや事後のご相談においてもこのように信頼関係を築いていけるのは、担当者の人柄なのでしょう。

急を要するご相談でも、自信を持ってご紹介させていただいています。

予定通りにいかないことも…。

斎場の訪問やご葬儀の立会いで出かける時は、いつも電車を利用しているのですが、遠方に出かける場合、電車の利用に迷うことが度々あります。

行く前には必ず時間や経路などを万全に調べてインプットしておくのですが、実際に出発すると、ホームへの到着時間や電車の遅延などで予定通りにいかないこともよくあり、なかなか思った通りの時間に到着することができません。
待ち合わせの時間がある場合には、早めに到着するように心がけていますが、早すぎて予定の電車に乗らず、その前に来た電車に乗ってしまい、それが運悪く各駅停車で、途中の駅で本来乗る予定だった快速電車に追い抜かれてしまって、早く着くつもりのはずが裏目にでてしまったことも何度か…。

また、行く時は、予定時間に着かなくてはならないという気合いだったり、初めての所に行くという緊張感があるので、なんとか時間に間に合うように努力をするのですが、これが仕事を終えた帰りの場合は、乗る電車を間違えても「なんとかなるさ」とすっかり緩みます。
先日も、乗り換えするはずの駅に止まらない電車だということに気づかず、タイミング良く到着した電車に飛び乗ってしまい、思い切り遠回りをしてしまったことがありました。(このような場合、疲労感に残念感がプラスされてどっと疲れます…。)

乗っている電車が途中から他の路線に接続し、乗り換えをしなくても遠くまで行けるようになったりしていることは、とても便利でどこへ行くにも近くなったような気になりますが、普段電車をあまり使わない私にとっては戸惑うことも多く、車内アナウンスを聞き逃さないように、常に耳を澄ませていなくてはいけないようです。

とても便利になったとは思うのですが、使う人次第ということなのですね…。

防寒対策

天気のいい日でも、朝晩は冷え込む季節になってきました。都内でも、夜には気温がぐっとさがり、室内にいても一枚多く羽織りたくなるような季節です。

これからの時期は、特に女性はご葬儀に参列される際の防寒対策が必須になってくるかと思います。
普段はパンツスタイルが多い方でも、喪服はひざ丈のスカートという方も多いのではないでしょうか。私もその一人なのですが、この時期のご葬儀は斎場内では暖房を入れるほど寒くはなく、しかし、一時間も座っていると足元がかなり冷えてきます。

以前、今より少し後の時期にご葬儀の立会いに行った時のことですが、昼間は天気がよかったので、薄手のタイツを履いて行きました。その時のご葬儀では、斎場内にあまり余裕がなかったため、外からご葬儀の様子を拝見させていただいていたのですが、普段冷え症ではない私でも、お式の中盤あたりから足が冷たくなってきて、ご葬儀が終わるころには足先に感覚が無くなるほど冷え切ってしまいました。
厚手のタイツ、しかも2枚重ねでもよかったかもと後悔したことを、この時期になって思い出しました。

ご会葬に行かれる方は、外で一時間もお待ちになることはありませんが、人数が多いご葬儀では、お焼香の順番を外で待つこともあります。
もう少し寒くなると、屋外でお待ちになる方のためにストーブなどの暖房を用意してくれることもありますが、暖かかったり寒くなったりするこの時期にご葬儀に行かれる際には、ご自身で充分に防寒対策をしてお出かけください。

ご安置はどちらにされますか?

ご相談を受けた際には、ご安置をどちらにされるか(したいか)をお聞きします。
ご自宅か、ご自宅以外のご安置施設のどちらかを選んでいただくようになるのですが、「エレベーターのない団地の5階なので」とか、「マンションなので、搬送の時の近隣の方の目が気になる」など、本当はご自宅に帰してあげたいお気もちがありながら、難しいと思われている方が多いなと感じています。

ご自宅に思い入れがある方や、長期にわたってのご入院だった場合には、ご家族も、一旦は家に帰してあげたいと思われることでしょう。

葬儀社さんに悪いとか、断られると思っていたというご相談者もいらっしゃいました。しかし、「できることなら、ご自宅に帰してあげたい」と考えている葬儀社さんは多いです。
このようなご相談を受けた際には、一応、葬儀社さんには確認をするのですが、今まで私が確認をした葬儀社さんは、全て問題なくご自宅へお帰りになるお手伝いをしてくださいます。

例えば、エレベーターが無く、階段も狭い団地などにご搬送する場合には、納棺をしていない状態で葬儀社さんのスタッフがお身体を抱えてお部屋までお連れしてくれます。
マンションなどの集合住宅で近隣の方の目が気になる場合には、人の出入りが少ない時間帯を選んで搬送してくれることもあります。
また、ご葬儀までの待ち日数が長い場合には、一旦ご自宅にお帰りになり、後の何日かを安置施設にお預けすることもできます。

それぞれのご家庭で、色々なご事情はありますので、一概にはご自宅でのご安置をお勧めできることではありませんが、もし、少しでもご自宅にとのご要望がある場合には、あきらめてしまわずに、ご相談してください。

写真

以前立会いでお伺いしたご葬儀では、故人様が趣味でよく使っていたカメラが思い出コーナーに飾られていました。
喪主をお務めになった奥様のお話しをお聞きすると、ご主人様は写真を撮ることは好きで、まわりの皆さんの写真を撮っていたようですが、自分が写っているものがほとんどなくて…、とのこと。
遺影写真に使う写真を探すのが大変でしたとおっしゃっていました。

実は私自身も写真に撮られることが苦手で、自分の写真はほとんどありません。子供が生まれてからは、子供の写真ばかり撮っていましたし、今では子供も大きくなり、写真を撮ることもあまりしなくなってきました。
手元にあるのは、つい先日、娘と一緒に撮ったプリクラくらいでしょうか…。

まだ現実味はありませんが、いつ起こるかわからない万が一のこと。このままだと、とんでもない写真を使われてしまうかもしれないと、頭の片隅では思っているのですが。
写真を撮られることも「慣れ」があると思うので、少しずつ、慣れていったほうがいいかも知れないと思い始めました。
下手な鉄砲も数撃てば当たる…かもしれませんので。

鮮やかなお葬式

私が通っているキルト教室のクラスには、30代から70代のさまざまな年代の女性がチクチクと針を刺しています。
年代にこだわらず、和気あいあいと和やかなムードで楽しくおしゃべりをしながらキルティングをすることが、月2回の楽しみでもあります。
先日、ベッドカバーサイズのキルトを完成させた方が、「これは、私のお葬式のときに棺に掛けてもらうの。」と。棺の中に入れるのではなく、あくまでも、みんなに見えるように棺に掛けてほしいと笑って言っていました。
何年もかけてやっと出来上がった、愛着のある作品、燃やしちゃうのはもったいないじゃない。というお姉様は2枚目のベッドカバーに着手しています。
自分の葬儀のときには、式場に今までの作品を展示してもらいたいわ〜とおっしゃるお姉様は、定年を10年以上過ぎていますが、とても多趣味でフラで汗を流すことも。
祭壇のお花はハワイの花で作ってもらいたいそう。
想像しただけでも、とても鮮やかなご葬儀になりそうです。

そんな話をしていると、若い人は「うちの親も自分のお葬式のこととか考えてるのかな」と話し始めます。
私は職業柄、親と葬儀の話をすることもよくあるのですが、一般には、子のほうからはなかなか切り出せず、むしろ避けたい話なのだとおもいます。

自分の葬儀はこうしてほしいと希望があるのなら、エンディングノートを用意するのも一つですが、雑談の中に、葬儀の話をさらっと盛り込んでみるのもいいかもしれません。
私も、将来の葬儀のために、作った作品は大切にとっておいて、娘に託してみようと思います。

無宗教での葬儀

無宗教の葬儀は形式にとらわれることなく、故人様やご家族のご意向を自由に取り入れることができるご葬儀のかたちです。

宗教離れや核家族化など、事情は様々で、テレビ・マスコミや、葬儀社のホームページなどで知ったという方もいらっしゃいます。

無宗教のご葬儀は、葬儀社からの提案もさることながら、依頼する側にも「こうしてほしい」や、「これを使ってほしい」、「これをやりたい」などのある程度具体的なご要望を提示することで、よりその方らしいお送りかたができるのではないかと思います。

例えば、故人様のご趣味だった絵画や写真などの作品を式場内に個展風に展示をしたり、音楽を演奏されることがお好きだった方は、お仲間達が故人様をしのびながら思い出の楽曲をお式の中で演奏する、また、式中に故人様のご生涯を司会者がナレーション風に読み上げるなど、さまざまな方法があります。

しかし、自由なかたちでやるためには、ご遺族様側はご心痛な中でもご葬儀の準備に携わらなければならない場面もでてきます。
また、式場なども限られてくる場合がありますので、無宗教葬をご希望される方は、無宗教葬に精通している葬儀社を選ぶことが大切であり、可能であれば、事前に相談をされるのがよいかと思います。

いろいろな事情により、まだ無宗教のご葬儀が浸透していない地域などもありますが、これからは少しずつ増えていくのではないでしょうか。

スタッフの動き

先日、お通夜の立会いに行かせていただきました。
私が式場に着いた時はすでにご遺族、ご親族の皆様はお集まりになっていたので、担当者に案内をしてもらい、依頼者の方にご挨拶をさせていただきました。

通夜開式の30分程前だったので、すでに式場の準備はほぼ整っており、スタッフの人達は式場に到着したご親族のご案内や最終チェックなどをしているのを外から拝見させていただいたのですが、その日はスタッフが全員男性で、キビキビとした動きがとても印象的でした。

あっちこっちと、よく動いてるのですが、決してバタバタにはならずキビキビと、そして、当然のことながらしっかりと目は行き届いている。
式中に来た会葬者の車が目に入ると、すぐに駐車スペースに行き、違うスタッフがそれに気付き、受付に案内をする、など、スタッフのチームワークの良さもよくわかりました。

閉式後に少しだけ担当者とお話をさせていただいていたのですが、お帰りの方が目に入るとすかさずお見送りに行く。

担当者やスタッフのフットワーク、目配りに気配り、チームワークの大切さをあらためて実感しました。

葬儀社を選ぶのは・・

センターでは「葬儀社は選べる」と、ずっと伝えていますが、たくさんある中から1社を選ぶにはどのように選んでいますでしょうか?

病院から葬儀社のリストを受け取り、その中から1社を選ぶという方もいるでしょう。

知人が以前つかって良かったと言っていたから選んだ、という方もいるでしょう。

センターのような葬儀社を紹介してくれるところから複数の紹介があり、その中から選ぶ方もいるでしょう。

先日、センターへご相談頂いた方は、ご自身でもネットで葬儀社を数社候補にし、また、葬儀社を紹介してくれるところからも複数の葬儀社を紹介して頂いていました。

センターからも複数社のご紹介をさせていただきましたが、ご相談者から、「センターの賛同葬儀社なのに、ほかの紹介所からは紹介された地元の〇〇〇という葬儀社が入っていなくて、隣の区の葬儀社を紹介されたのはなぜですか?」との質問が。

センターでは、データの中から抽出された『〇〇市の葬儀社』という情報だけでご紹介するのではなく、ご相談者のご要望や状況を伺い、どんな気持ちでご相談されているのかなどを感じながらご紹介葬儀社を選んでいます。

そのため、ご要望に合うということを優先し、例えば隣の市や区など、少し距離がある葬儀社のご紹介もしています。

今日、そのご相談者から、「ご紹介いただいた〇〇〇社に依頼し、無事に葬儀を終えることができました、臨機応変に対応していただき、本当に助かりました」とわざわざのご報告をいただきました。

たくさんある葬儀社の中からご自身の要望に合う葬儀社を選ぶというのは、よくわからない方にとって漠然としたいい方になってしまうと思いますが、ご相談のやり取りの中でご紹介葬儀社のメリット・デメリットなどもお伝えしながら、ご相談者のお気持ちなどを踏まえてご紹介させていただいています。

地元の斎場

以前、当センターの賛同葬儀社さんから、知人が亡くなり、家族から葬儀の相談があったのですが、自社の対応地域ではないので、近隣の賛同葬儀社さんを紹介してもらう事はできますか?との連絡をいただきました。

その葬儀社さんと故人様のお住まいは少し離れてはいるものの、出来ない地域ということではなかったかと思うのですが、使ったことがない式場での葬儀は何かがあったときにご喪家に迷惑がかかってしまうので、地域に精通している所の方が安心して頂けると思われたようです。

ネットで広範囲の対応地域を謳っている葬儀社も少なくありませんが、実態は小さな事務所やマンションの一室でごく少数の人員で請け負っているような葬儀社もあると耳にしたことがあります。

多くの葬儀社が使う斎場では、お互いが担当するご喪家に迷惑がかからないようにと、葬儀社間で暗黙のルールがあるところもあるようで、それを知らない遠方から来た葬儀社の担当者が勝手な行動をしたために、他のご喪家の方にまで迷惑がかかってしまっていたという話しを聞いたことがありました。

センターからご紹介させていただく場合でも、できる限りご要望の斎場について熟知している葬儀社を選んでご紹介させていただいています。