ご安置はどちらにされますか?

ご相談を受けた際には、ご安置をどちらにされるか(したいか)をお聞きします。
ご自宅か、ご自宅以外のご安置施設のどちらかを選んでいただくようになるのですが、「エレベーターのない団地の5階なので」とか、「マンションなので、搬送の時の近隣の方の目が気になる」など、本当はご自宅に帰してあげたいお気もちがありながら、難しいと思われている方が多いなと感じています。

ご自宅に思い入れがある方や、長期にわたってのご入院だった場合には、ご家族も、一旦は家に帰してあげたいと思われることでしょう。

葬儀社さんに悪いとか、断られると思っていたというご相談者もいらっしゃいました。しかし、「できることなら、ご自宅に帰してあげたい」と考えている葬儀社さんは多いです。
このようなご相談を受けた際には、一応、葬儀社さんには確認をするのですが、今まで私が確認をした葬儀社さんは、全て問題なくご自宅へお帰りになるお手伝いをしてくださいます。

例えば、エレベーターが無く、階段も狭い団地などにご搬送する場合には、納棺をしていない状態で葬儀社さんのスタッフがお身体を抱えてお部屋までお連れしてくれます。
マンションなどの集合住宅で近隣の方の目が気になる場合には、人の出入りが少ない時間帯を選んで搬送してくれることもあります。
また、ご葬儀までの待ち日数が長い場合には、一旦ご自宅にお帰りになり、後の何日かを安置施設にお預けすることもできます。

それぞれのご家庭で、色々なご事情はありますので、一概にはご自宅でのご安置をお勧めできることではありませんが、もし、少しでもご自宅にとのご要望がある場合には、あきらめてしまわずに、ご相談してください。