説明の大切さ

先日、ご両親が互助会の会員になっていて、積み立ても終わっているのでそこに葬儀を頼んだのですが、、、という問い合わせを頂きました。
もうすでに葬儀依頼の契約をしているので、今から葬儀社を変えたいという事ではないが、契約した内容は一般的なものなのかを知りたいとのこと。
湯灌のこと、葬儀社から紹介されたご僧侶へのお布施のこと、心づけのことなどの細かい部分に対して担当者から聞いた説明がよくわからかったことが不安を大きくしているご様子でした。

詳しいお話を伺っていても、内容については一般的とされていることから大きくずれているとは感じませんでしたが、ご依頼者が担当者から受けた説明を伺うと、説明の仕方とその対応に問題があるような。たしかに、その様な伝えられ方をしたら、なんかおかしいんじゃないか?と誤解が生じ、いらぬ心配まで生まれてきそうです。

その葬儀社さんはセンターの賛同葬儀社ではありませんでしたので、どのように対応されていたのかを担当者に直接訪ねることはできませんし、センターが間に入ってその状況を調整することもできません。

センターからは、葬儀の項目については、一般的な事で説明させていただき、ご納得下さり、落ち着いていただきましたが、本来ならば葬儀社の担当者が、きちんと納得がいくまで説明をするところです。

センターからご紹介した葬儀社で実際に葬儀を行った方からご協力いただいたアンケートでは、葬儀社の担当者に対して
「説明がわかりやすい」
「分からないこと、疑問に思う事は適切に教えてくれて信頼出来た」
「分からない事が沢山あったのですが、気持よく説明していただけました」
「こちらの話がとかく脱線しがちなのを辛抱強く聞いて下さり、私ども知識が全く無い者に大変わかりやすくアドバイスをしてくれました。」
「どんな細かいことでも聞けばきちんと答えて下さり、私たちは聞きやすく、とても甘えられました」
「葬儀そのもの以外の質問などにもいやな顔ひとつせず可能な限り答えてくれ、大変ありがたく心強かった」
など、『説明がわかりやすい』という内容のご回答いただくことがとても多く、『きちんと説明してもらったこと』がご依頼者の大きな安心につながっているように思います。

葬儀社の担当者を前にしたとき、なんとなく聞きづらい、こんなこと聞いてもいいのだろうか、気を悪くされないだろうか、、、など、いろいろな気持が出てきて結局そのまま葬儀を迎えてしまわれる方も多いと思いますが、小さな疑問や不安をそのままにしていると、そのことに気を取られてしまい、一度きりのご葬儀なのに、気持ちにわだかまりを持ったままその日を迎えることになるかもしれません。

また、ご葬儀を終えて落ち着いたとき、大きな不満になって葬儀社に訴えても、言った・言わない、の水掛け論になってしまったり、うやむやにされてしまったりすることもあるでしょう。
何より、後からどんなに騒いでも、もうそのご葬儀のやり直しはできませんので・・・・・・・。