先日、お母様をお見送りされたご相談者から、ご葬儀後改めてご連絡をいただきました。
葬儀社の担当者の方にも、その様に申し上げておりますのでとの由。
悲しみの中で何から手を付けてよいのか、これで大丈夫なのかとお気持が様々に揺れ動く中、ご相談できる担当者の存在は大きく、当センターでは見積りをお取りした後は出来るだけご紹介した社の担当者と事前に面談をされ、担当者とのコミュニケーションを図って頂くようお願いしております。
センターがご葬儀後にお願いしておりますアンケートでも、担当者の心遣いでご葬儀を無事終えられた感謝のお気持ちを様々いただいております。
一人娘で最愛のお父様を見送られた方からは、「ご葬儀後、担当者から手紙を頂き、心に残るご葬儀だった書いてくださり、これで良かったのかなと悩んでいた気持ちが軽くなりました」とのご報告もありました。
また、リピーターの方から5回目の申出を頂いた折には、過去4回施行をお願いした葬儀社さんが1ヶ月前に廃業宣言をされ、担当者の方も地方にお帰りになられたばかりの時でした。
事情をお話申し上げ、新たに葬儀社と担当者をご紹介する旨お伝えしたところ、早速に「担当者の人となりをご存知でしたら、私共の葬儀社選びの基準も、おおよそご理解いただけるものと思い、安心しております」とのご回答をいただきました。
ご葬儀翌日には早速担当者とスタッフを初め、ご紹介したセンターにもねぎらいのお言葉と感謝のお気持が綴られたメールが届き、5回目のご葬儀も新たな担当者の手により無事執り行うことが出来、ほっとすると同時に新たなファイトが湧く思いがしたものでした。
担当者に伺ったところ「前の方を引き継ぐプレッシャーに打ち勝つには、全て正面から向かい合いしかありません。一つひとつのお話をきちんと聞いて、言われたことは忘れないように、1つでも聞き漏らしたら、クレームに繫がることもありますので、常にいかに集中するか心がけていました」と穏やかな笑顔の中にも、毅然としたご様子でお話いただいたことが思い出されます。
開口一番「母はこんなご葬儀がしたかったんです。ありがとうございました」とおっしゃっていただいたご葬儀では、当初病院付きの葬儀社さんがご自宅への搬送から対応しておりました。
しかしながら、故人のお父様への配慮が足りない扱いに、お母様が心を痛めているご様子を見るに見かねたご長男様から、改めて葬儀社探しをされているとのご相談を頂きました。
複数社の中からセンターがご紹介した社にお決めになられたのは、他社の担当者さんが自社のプランの説明を急ぐ中、ひたすら相手の立場に立って、お話を聞いてくれたことにあるとのことでした。
御家族を中心とされた小規模なご葬儀では、ご満足がいくか否かはお値段等の問題ではなく、ひとえに葬儀を執り行う担当者の対応に掛かってくると言っても過言ではありません。
ご喪家のご要望にどれだけ耳を傾け、どの様なお見送りがご提案できるか。
いつの日か、お父様の際もお母様同様にご納得のいくご葬儀でお見送りさせていただきます。