社葬の最近の傾向としてお別れ会と合同葬が増加傾向にあります。

 最近の傾向として、社葬は従来型の社葬が減り、「合同葬」方式と「お別れ会」方式が増えているようです。

 葬儀業界の人が読む本なのですが、「法人葬(中小企業・団体)受注開拓法と施行トレンド写真集」(総合ユニコム、2000年6月発刊)というものがあります。この本によりますと、これまでのような形態の社葬件数は減少しており、東京・青山葬儀所での施行推移から推測される動向などを踏まえて、バブル期から3~5割減少していると指摘しています。

 その理由として、景気低迷の影響やホテルにおけるお別れ会や偲ぶ会の影響をあげています。また、社葬にかける費用と規模も縮小傾向にあることにも言及しています。

 ちなみに、合同葬とは遺族と会社が合同で行う葬儀で、死亡後それほど時を経ずに行われます。一方、お別れ会は、死亡後の密葬の後、1~2ヵ月後に行われます。