土日の混みあう高速道と違って、平日はすいているのでスイスイと快適だなと思っていました。先週の火曜日に田舎の村主催の新年互礼会に出るために、関越道を走行していました。しかし、その快適さも長くは続かず、突然終わりを告げました。
はじめてスピード違反で覆面パトカーに捕まってしまいました!!
(近くでパトランプが点灯するのは心臓によくないです)
「スピード違反をしていいことは何もないですよ。罰金やら講習会に行かされるわで大変な目に合いましたよ」と(二)さんから聞いていたので、多少は気をつけていたつもりだったのですが・・・。
ひごろ警察の人とは接触がないので勝手なイメージで、「何キロ出していると思ってるんだ」と高圧的にやられると身構えていましたが(みのもんたの警察24時の見すぎか?)、いたって穏やかな語り口です。こんな対応の仕方をするのかと妙に感心してしまいました。互礼会に出ていた地元の警察の方も人のいいおじさんという感じです。
いまの日本社会は悲しいかな、コミュニティーの機能がますます弱まってきている状況の中、警察や検察に道徳的価値や善悪の判断すらも委ねそうな勢いで危ないとステレオタイプに思っていたので、生身の警官に触れて多少ホッとしました。
きしくも、この日の読売新聞には、マイケル・サンデル教授の「無縁社会の話をしよう」といインタビュー記事が載っていました。同教授の、昨夏のNHKの「ハーバード白熱教室」を見たとき、講義の内容はさておき(というよりよくわからない。よほど集中してみないと理解できない)、こんなにうまく学生を議論に巻き込める人がいるのかとびっくりしました。
記事の中で、サンデル教授は、無縁社会をもたらす原因の一つであるコミュニティの弱体化を前にして、日本にあった新しいコミュニティの形を見出していくためにも、国民的な議論を起こすことを呼びかけています。
議論の機会をつくり国民を議論に巻き込める立場にあるはずのマスコミですが、そんな活力がなさそうに見えるのが気になります。