昨日、友人から102歳でお亡くなりになられた義父様の喪中はがきが届きました。
気が付けば今年も残すところ2ヶ月をきり、年賀欠礼はがきの季節です。
近年、頂いた喪中はがきの中で100歳を越えた方のものはこれで3回目です。
最初に頂いた時は年齢を思わず何度も見直したほどでしたが、改めて周りを見渡すといらっしゃいました。
しかも、皆さん押し並べてかくしゃくとしたご様子。
20年ほど前、知り合いの医師から『人間の寿命は大方90歳。それを証拠に89歳の声は聞いても、90歳の声は聞かないでしょう』と言われ、当時妙に納得したことが懐かしく思い出されます。
この20年間で寿命は確実に10年以上延びたことになります。
100歳と言えば、ご葬儀でも昔からの慣わしで紅白餅や紅白の品を返礼品と一緒にお出しになる地域もあるようです。
以前、100歳の方のご葬儀に立会いでお伺いした時には、返礼品にピンクのタオルが付け加えられ、喪主様からお祝いものだからお持ちくださいと頂いたことがありました。
今でも100歳に何とかあやかろうと、時折タンスの奥から取り出しては眺めています。
1世紀を駆け抜けた人生はどんなだったのでしょうか。
大往生万歳と喪中はがきを眺めていると、ラジオから「東北の友人から喪中はがきが届きました」とのお便りが流れてきました。
「あれから8ヶ月」と題したお便りコーナーからでした。
今年の喪中はがきは複雑に様々な思いが込められていることを改めて思い知らされました。