最近、たて続けに「警察で検案中なのですが、葬儀社を決めておくようにと言われて…」というご相談を承りました。
お身内の急なご逝去は、深い悲しみに、「突然」という状況での動揺が加わり、いきなり葬儀社を決めておくようにと言われても、どうしたらいいのかわからないというような状態でしょう。
私自身も同じような経験をしていますが、葬儀社のことや、葬儀の知識があっても、いざ、自分がその状況に置かれたとき、冷静でいられたかと言えば、そうではなかったようです。
その時は、気が張っていたというのもありますが、しっかりと状況は説明していたかと思います。しかし、今思うと、亡くなったという連絡が入ってから、遺体の搬送までの約1日の間、所々の記憶がありません。やはり、かなり動揺していたのだと思います。
これが、普段葬儀には関心のない一般の方の場合にはなおさらのことでしょう。
ご相談では、「何をお話ししたらいいのかもわからない」という状況でした。
このような場合には特にご遺族のメンタルな部分を支えながら、無事ご葬儀までを乗り切れるような葬儀社の担当者に出会うのは重要なことだと思います。
いつ、どこで、どのような状況で亡くなるのかは誰にもわかりませんが、万が一のことが急に訪れたときに、安心して任せられる葬儀社に依頼したいというのはだれもが思うことでしょう。
ご遺族の気持ちに寄り添って、きちんと進めてくれる葬儀社さんに出会うための近道として、当センターのような存在があることだけでも知っておいていただければと思います。