ご葬儀には必要かつ適切な情報が求められる。

当センターではご相談者からのメールと電話でのやりとりで、ご要望に合ったセンターの賛同葬儀社さんのご紹介をしております。
  同じご葬儀のご相談でも電話とメールでは時として大分おもむきが異なってきます。

  電話ではご紹介の他に、ご葬儀全般よろず承りの感が無きにしも有らずというところです。

  先日も、ご葬儀を明日に控え、契約も済ませてしまったが、どうしても納得がいかず、まずはお話を聞いてくれないかと喪主に代わってご親戚の方から電話いただきました。
  サジェスションしてさしあげるタイミングも掴みにくい程、葬儀社の担当者への不満が一気にヒートアップし、お話は延々と続きます。

  お尋ねした見積りの合計額は飛びぬけて高いわけではないようですが、お話をお伺いしていると、担当者のバックマージンの問題が随所に頭をもたげているようです。

  実際は担当者から紹介されたご導師ですが、会社にはご喪家が探してきたことにして、お布施を幾いくら払ってくださいと指定され、白木祭壇も見積りの価格と異なったものだが、他との調整を計るからと言い含められ、ご自宅にご安置されていた故人様は湯灌よりもエンバーミングを勧められて、1日早く斎場に搬送され、斎場でのお布団代を請求されたとの由。

  ご相談者が担当者に問いただすと、脅迫まがいの言葉が返ってくるので、ひたすら穏便にご葬儀が終ることを祈るばかりとのこと。
  お話はまだしばらく続きましたが、ふと我に返られご様子で、明日の通夜の準備もありますので・・・と電話は切れました。

  また別なお電話では、開口一番「ご葬儀ができる斎場を紹介してくれないか」との問い合わせをいただきました。
  いきなりの葬儀斎場のご相談でしたので、ご事情をお伺いしたところ、お身内の方が先程病院でなくなられたので、斎場を探していらっしゃるとのこと。
  斎場がご葬儀まで全て執り行ってくれると思われていたご様子です。
  もちろん、自社斎場をお持ちの葬儀社さんはいらっしゃいますが、多くの葬儀社さんは公営、民営の貸し斎場をご利用されており、搬送から火葬までご葬儀を執り行うのは葬儀社さんの受け持ちです。

  最近はご葬儀に関する情報が、インターネット上では一見氾濫しているように見えますが、現実はまだまだ、発展途上が現状のようです。

  これからご葬儀をされる方の判断材料になるよう、必要かつ適切な情報を当センターもご葬儀の事例を通してお送りしておりますので、お目を通していただければと存じます。