散骨

 先日見学させていただいた散骨のセミナーで聞いた話を少し・・・。
 
 散骨といえば、海にご遺骨を撒く海洋散骨を想像される方も多いかと思います。
 私もその中の一人でしたが、海に抵抗がある方もわりといらっしゃるそうで、木の根元に撒く樹木葬も注目されているとのことでした。
やはり、地に足がつくところという意味でも安心感があるのでしょうか。手を合わせる対象物として、樹木があるというのも理由のひとつのようです。
 最近では、樹木葬を希望される方も多いそうで、散骨できる場所も少しずつ増えているとのことでした。

 また、最近ではお墓の後を継ぐ人がいなくなり、墓じまいをしなくてはならないという理由から、ご先祖様のご遺骨を散骨する方もいらっしゃるとか。

 私ごとではありますが、今年のお正月、実家の父母から我が家のお墓について詳しく聞く機会がありました。
実家のお墓には今祖父母の遺骨が入っていますが、祖父は父が中学生の時に田舎で亡くなり、山にあるお墓の下に穴を掘って遺骨を撒いた(埋めた?)とのこと。父が上京し、霊園にお墓を買った際に田舎から遺骨を持ってきたのですが、遺骨というよりは「遺骨が埋まっていたであろう所の土」を掘って持ってきたそうです。
 この話を聞いて、少し気持ちが軽くなりました。
 我が家のお墓は実は私たち姉妹で終わりです。私たちの代で墓じまいをする必要がある状況なので、樹木葬の話はとても興味を引きました。
 
 納骨堂や合同供養墓も考えていますが、散骨というのも視野にいれ、また、この先他の納骨方法が出てくるかもしれないことに期待してみようと思いました。