葬儀社を選ぶということが消費者に浸透し始めてどのくらい経ったでしょうか。
最近では、依頼する葬儀社を選びたいと考えられている方が増えているかと思います。
以前、ご長男の奥様という立場の方から、義理のご両親の万一の時に備えてのご相談を承りました。
ご親戚を含めて、今までずっと同じ葬儀社にお願いしているのだが、他の葬儀社はどうなのだろうかと疑問をお持ちになり、比較してみたいと思われたそうです。
お嫁さんの立場ということで、実際の葬儀のときには自分の意見が通るかわかりませんが・・というご相談でしたが、ご要望や詳細をお聞かせいただき、葬儀社のご紹介と併せて概算の見積書を他のご家族にわからないようなかたちでお送りいたしました。
また、他に、祖父母のご葬儀はご両親が仕切り、お父様のご葬儀のときはお母様が仕切っていたのですが、そのお母様も今はご高齢で万一の時には自分が仕切らなくてはならず、何も分からないので・・とのご相談をいただきました。
昔は何も気にすることなく近所の葬儀屋さんにお願いしていて、それが当り前だと思っていたような時代でしたが、お母様がご高齢になり、いつどうなってもおかしくないという状況のなか、いろいろな情報があり、近所の葬儀社にこのまま頼んでしまっていいのだろうかと疑問を持ったとのことです。調べ始めると、多すぎる情報にますます不安が大きくなり、どこに頼めばいいのか分からなくなって・・とのご相談でした。
昔からお願いしている葬儀社さんの場合、ご依頼する側も慣れている葬儀社というところで頼みやすいと思いますし、また、今までのご葬儀に不満が無ければ全く問題のないところです。
ただ、ご依頼者が葬儀社を選ぶことは自由なことですので、気になることや、このままでいいのかなどの疑問を持たれた時にはご相談いただければと思います。