先日、ご高齢のお母様の万が一に備えて葬儀社について調べ始めた、という方からのご相談がありました。
ネットで目立つ葬儀社に問い合わせをしてみたが、説明してくれる話しがよくわからなくて・・・、ちょっと心配なので、とりあえず資料も請求していないのですが・・・とのこと。
一時間ほどお話をして、ご要望の整理、お知りになりたいことの説明をしてご納得されました。
最近、このようなご相談、お問い合わせが増えているように感じます。
ちょっと前にも、一括見積もり請求をしたところ、大量の資料が送られてきたり、翌日から複数の葬儀社からの電話が来て対応に追われ、どこの葬儀社と何を話したのか、資料もどれを見たのかさえ分からなくなってしまったので、改めて葬儀社を紹介してもらいたいというご相談をいただきました。
また、直葬の葬儀を希望していると言ったのに、会社の立派なパンフレットや、式場、お料理のパンフレットなどが宅急便で送られてきて、ほとんどいらないものなんですけど・・、とおっしゃっていたご相談者もいらっしゃいます。
初めて葬儀の事を考える人にとって、ネットで得られる大量の情報や、送られてきた沢山の資料は参考になるかもしれないと思われるかもしれませんが、反面、ご自身に必要なものだけを取捨選択するのは簡単な事ではないように思うのですが・・。
お葬式の流れは、例えば仏式だと、読経、お身内の御焼香、一般会葬者の御焼香・・・と、どのご葬儀も同じように感じるところもあるかもしれませんが、それに至るまでの、お亡くなりになってから葬儀を行うまでの状況はそれぞれのご遺族の状況によって異なります。
そこが一番大切なところだと思うのですが、その部分は実際に葬儀を行う立場にならないとわからないことでもあります。
センターからご紹介させて頂く葬儀社は、ネットの上位にあがってくることがない葬儀社もたくさんありますし、立派なパンフレットの用意が出来ない葬儀社もあります。 見積もアナログ、手書きで対応しているところだってあります。
宣伝や資料に多額の費用をかけることが悪い事ではありませんし、センターの賛同葬儀社さんでも、ネットの広告に力を入れている社もありますが、そこに費用をかけることができなくても、信頼と対応力で頑張っている葬儀社さんもたくさんあります。
センターからのご紹介で葬儀を行ったご相談者から、「ご紹介いただいた葬儀社は、自分ではネットで見つけられませんでした。本当に良い葬儀社を紹介していただき、ありがとうございました。」とメールを頂くことがあります。
ご相談者が求めている状況によって、合うであろう葬儀社をご紹介させて頂くことがセンターの役割だと思って活動しています。