都内では桜が満開になりました。花の多い季節です。
ときどきお散歩中の保育園児たちと遭遇するのですが、子供達が庭や公園に咲いている花に気を取られ、しゃがみこんで花を見ている姿を目にしました。先生に「おーい、歩いてくださーい。」と促されても耳に入っていないようです。
事前相談で「本人は花が好きなので生花祭壇にしたいと思っています」というご相談は少なくありません。
最近では白木祭壇よりも生花祭壇を希望される方が増えていると感じていますが、それに伴い、生花祭壇にちからを入れている葬儀社さんも増えてきたように思います。
その故人様のためだけにつくられる祭壇であることは、ご家族にとっても思い入れが出来るものなのかもしれません。
生花祭壇の場合には、予算に合わせてご遺族のご要望を織り込みながら祭壇をつくってくれる柔軟性に富んだ葬儀社さんもあります。
以前、葬儀業界のイベントに行った時、某有名華道家の方がデザインした生花祭壇が展示されているのを拝見しました。
それはそれは、ため息が出るほどの圧倒的規模と美しさで、、「さすがだな〜」と思いましたが、これはいったいおいくらなのか…??と・・・。
私のような庶民には手が出せないですし、そこまでは望みませんが、せめて、本人が好きだった花を祭壇の中に入れていただくだけでも本人に思いが伝わるかも、と思います。
私の知り合いの方は自分の葬儀の時には南国の花でいっぱいにしたいと言っています。まだまだ先の事ですが、お別れに来た皆様にもその人らしさが伝わる祭壇になりそうです。
生花祭壇は、その方のためだけに造られた祭壇です。生花祭壇を選ぶ際には、好きな花、好きな色などをリクエストしてみるといいかもしれません。