日曜日の昼過ぎ、「あっ、今日はお休みではないですね」受話器を取ると一瞬の間があり、「5分後に掛け直します」いきなりガチャリと切られてしまいました。
しばらくして、意を決し緊張した口調で「先程、お電話したものですが・・・」と話を切り出された奥様はご主人が末期がんで予断を許さない状態との由。
当センターのホームページを見た友人からそろそろ準備をしておいた方が良いのではと背中を押され、掛けられたご様子です。
最初はどこからどう切り出して良いのか戸惑っていらっしゃったようですが、お話をお伺いしていくうちに、菩提寺も無いのでむしろ散骨を希望されていたこと等、ご主人がお元気な頃おふたりでよく話し合ったことを思い出され、気持も次第に整理されていらっしゃるご様子でした。
大好きなお花に囲まれ、ご親族だけで見送りたい。直接葬儀社の担当者とご相談したい等のご希望を踏まえ、ご要望に合う葬儀社をご紹介する頃には熱心に色々質問されていました。
「ご紹介頂いた葬儀社には明日必ずお電話致しますので、よろしくお伝えください」元気な声で受話器を置かれました。受話器の向こうのホッとした様子がこちらにも伝わってくるようです。
まずは第一関門を突破ですね・・・。