(4/6) 先日、メールでの事前相談の中で、お父様を亡くされた時大変苦労をされたので葬儀社と生前予約又は契約をしたい旨のご報告を受けました。
ご紹介するにあたりご苦労された点をお教え願い、条件を伺っていると、実はまだ30代の若い方であることが分りました。
こちらは勝手に中高年のご年配の方と想像していただけに、思わず言葉を呑み込んでしまいました。
生前契約、生前予約と言っても50年先のことになるかもしれない。
いや、もっと先かも・・・これだけは誰もわからない。相談を受けた我々はとうの昔姿を消しているはずだ。
戸惑いつつも地域の賛同社に伺いを立ててみました。
小規模ながらベテランの担当者がいるところです。
矢張り、返ってくる答えは想像どうりでした。
「ご相談には乗るけれども、順序からいっても僕の方がずっと先に逝ってしまうよ」
ならば、大手だったら若くても大丈夫かな?。
しかし、こちらも同じような戸惑いの答えしか返ってきませんでした。ある程度お歳を召した方でしたら、いつでもお受け致しますが・・・・。
確かに、これからどんな人生が待ち構えているかも分らないのだ。50年先の世の中だってどうなっているか分らない。会社だって、存続しているか分らない。
でも、混沌とした世の中だからこそ、生前予約をしたい若者が増えてくるかもしれない。
しかし、現実目の前の現状を説明せざるを得ませんでした。
少しの時間が過ぎてからご連絡をいただきました。
今の年齢で下手をすれば自殺願望と疑われかねないところを、丁寧に聞いてくださる方がいらっしゃって、見積りを作っていただきました。万が一の時は家族に説明しておきましたと。
それは予約でも、契約でもありませんでしたが、ご安心されたようです。
でも、よかったですね。よい葬儀社さんにお会いできて。