2ヶ月ほど前、「お医者様から父がすでに心の準備をしなければいけない段階であるといわれています」とのご相談メールを頂きました。
ご希望としては「火葬場に行くまでの時間を自宅でお花と家族、父の兄弟に囲まれて過ごさせてあげたい。ただ心配なのはご近所にご迷惑が掛からないか」とのやさしい心遣いをされていらっしゃいました。
ご質問にお答えしたり、こちらからご要望に対する質問を投げかけたりと幾度となくやり取りをしていましたが、ある日突然ご返事が頂けなくなってしまいました。
やり取りが空回りして、ご質問にお答えできていなかったのではとあれこれ思いめぐらしておりましたが致し方ございません。
これもご縁がなかったのだと自分に言い聞かせておりました。
先週夜遅く見覚えのあるメールが届きました。
そうです。2ヶ月前の方です。
その間、お父様の緊急入院があり、いざ現実味を帯びてくると緊迫状態とは裏腹にご葬儀のことが考えられなくなってしまわれたとのこと。
しかし、お父様は持ち直してお元気に退院され、依頼者も気持ちの余裕ができてきたので、引き続きご相談をとのことでした。
久しぶりのお便りに、当方も朝一番には賛同社に見積りをお願いしようと張り切っておりました。
ところがなんと翌朝お元気になられたお父様がお亡くなりになられたとの1報が飛び込んできました。
突然なことに、取るものも取りあえず賛同社をご紹介し、担当者は当方の説明した見積りをもってご自宅に伺わせていただきました。
2ヶ月ぶりにご連絡頂いた日にお亡くなりになるなんて、虫が知らせたのでしょうか。
これも何かのご縁かもしれません。