ご喪家のご忠告から学ぶことは・・・。

 ご葬儀の後、お気持が少し落着かれた頃、当センターではご依頼者にアンケートをお願いしております。
 思ったことをそのままお書きくださるようにお願いしていますが、皆様お気持を一気に吐き出されるようにお書きいただき、担当者としてうれしい悲鳴を上げています。
 メールや郵送で送られてくる回答を、まるでテストの答案用紙を返された時のように、どぎまぎしながら読ませていただいております。
 
 お褒めの文面にホッとしながらも、それ以上に注目しているのがご不満やご忠告です。
 全体としては満足いただいても、一つひとつまな板に載せていくと、ご不満な箇所も出てきます。
 どんなことでもすくい上げていただくことで我々の反省材料となり、次に進む貴重な資料となります。
 10点満点8点だけれど、ここをこうしてくれたたらもっと良かったなどと忠告されると思わず「よし」と姿勢を正してしまいます。

 気軽に何でも相談できて教えて貰えたが、式の打ち合わせにゆとりをもってしたかった。
 慣れているので全て任せられましたが、反面慣れすぎているようにも感じられました。
 お清めの席で久しぶりに会った父の同僚同士話し込んでいるうちに、式場の時間の都合で料理が片付けられ、お皿をまとめられて、気を使わせてしまい、居心地が良くなかった。
 ご葬儀直前会場を出て駐車場に行く途中、喫煙所を通りかかった時、社員3~4人が喫煙・談笑されていて、目前を通り過ぎても笑顔が消えなかった。
 以上は最近いただいた忠告です。

ほんの少し気配りが足りないことでも取り返しがつきません。
ご葬儀はやり直しができませんから。