親とのコミュニケーション

 先日、テレビで「親子で考える終活」(正式なタイトルは忘れてしまいましたが)のような番組を見ました。
 このような番組やコーナーを見る機会はよくあるのですが、以前よく見ていたのは、どちらかというと送られる側の人が、遺された人のためにとか、ご自身の最期のときのためにというものが多かったような気がします。
 
 興味を引いたのが、「親子で考える」という部分でした。
 終活というと、葬儀や墓地のことや相続のことなど、色々とあります。相続については専門家ではありませんので、これから勉強しなくてはならないことですが、葬儀についてのこのテーマはとても興味がありました。

 親の世代と子の世代では考え方が違うということと、親の想いと子の想いも違うことです。
環境にもよるかとは思いますが、親が希望する葬儀がかならずしも子が親を送るときにやりたい葬儀と同じではないかもしれないということです。
 もし、自分自身の葬儀について要望がある場合には、子にきちんと伝える必要があると思いました。

 以前、息子さんより、「まだ元気なのですが、両親が『自分の葬儀のときには…』と、強い希要望があるので、そのような葬儀ができる葬儀社を紹介してほしい」との事前相談をお受けしました。
 葬儀社をご紹介し、親子でその社へ面談しご納得されたとの報告をいただき、とてもコミュニケーションがとれているご家族だなと思いました。

 終活については、流行のような言葉自体に賛否両論があるようですが、親子ではなかなか話しづらい葬儀の事について、少し壁が低くなったような気がします。

 我が家の両親は、「直葬でいいよ」と言っていますが、「直葬がいい」というわけではないかもしれないと思っています。
 「が」と「で」の違いを、もう少し時間をかけて探っていこうと思っています。