センターのホームページに掲載している社葬のページをもう少し詳しくてわかりやすいものにしようと、改めて勉強しています。
今手をつけているのが、「中小企業の社葬」のページです。
社葬というと大手の企業が行なうもののように思う人も多いと思いますが、中小企業でも創立者や役員などの葬儀を社葬で行うことは珍しくありません。
私も以前勤めていた会社で社長が亡くなり、社葬(合同葬)での葬儀を経験したことがあります。
もう20年も前のことで、お葬式に参列した経験もあまりないような頃、葬儀についてなにもわからず、受付に立って、指示されたことをただただ慌ただしくこなしていた記憶しかありませんが。
ただ、今思うと、役員を含めても総勢10人に満たない会社でしたが、なぜ社葬にしたのかの意味がよくわかります。
役員は皆、親族という、同族会社でしたが、社長だけはオーナーがお願いして引き受けてもらった、いわゆる雇われ社長でした。
社長が亡くなり、葬儀には会社関係の方もたくさん会葬に来るので、規模の大きな葬儀になることが予測され、ご遺族の費用面での負担を抑えるために、会社と遺族の合同葬という形にしたということ、また、新社長は20代とまだ若かったのですが、若くても会社のトップとして活躍できるというお披露目の意味もあったと思います。
もう20年も前のことですし、その当時は葬儀の事に何の興味もなかったため、何人の会葬者が来たのかとか、葬儀にいくらかかったのか、どんな祭壇だったのかなど、全く覚えていませんが、「葬儀社を選ぶ」など考えもしなかった時代のことなので、けっこうな費用がかかったということは明らかです。
今は、葬儀社を比較して選べる時代です。また、これから色々なことが変わってくるかもしれません。社葬や合同葬を考える企業からの相談にも新しい情報をきちんと案内が出来るよう、更に勉強をしていこうと思います。