当センターでは適切なアドバイスをするために、ホームページ上で一般のご葬儀に関する口コミを収集しておりますが、時としてご葬儀後、憤まんやるかたなしというような勢いのご報告をいただくことがございます。
筆の勢いとは言え、にわかに信じられない程に、本当にそのようなことがあっていいものかと思われるようなケースも見受けられます。
一方で、ご葬儀後、当センターがご紹介した葬儀社さんへのリクエストやお問い合わせをいただき、ご葬儀を通じての更なる輪が広がっていくのが感じられ、大いに励みになることもしばしばございます。
先日も昨年のお父様のご葬儀に際し、当センターからご紹介した賛同葬儀社さんの気配りある対応ぶりに、感銘を受けたご相談者のお姉様から、ご主人の妹様が急逝され、神奈川と埼玉とでは場所も違うが、前回のような方のご紹介をお願いしたいとのご連絡が入り、早速にお近くのご要望に合う賛同葬儀社さんを複数社ご紹介させていただきました。
ところが、お見積りを直接お取りになる段階で、ご主人のお父様が到着され、「娘の葬儀は知り合いの葬儀社さんに頼んできたから、全て私がやります」との突然のお申し出に、言葉に窮してしまわれたとのこと。
電話口でのお姉様の「義父の気持ちですので、申し訳ございません。嫁の立場ですのでご了承ください」と平身低頭のご様子には、かえってこちらが恐縮してしまいました。
それから、約1ヶ月後、先にご相談をお受けした弟様のご相談者から今度はお父様のお墓についてご相談をいただきました。
目下、こちらはご葬儀を執り行いました葬儀社さんとご連絡を取り合い、ご希望のご予算、場所等に加え、愛犬のお骨と一緒のお墓をと、目下お探ししている最中です。
また、昨年ご相談をお受けした方の中には、新たに5回目のご相談の方もいらっしゃいました。
過去4回は同じ葬儀社の担当者にお願いされ、今回もお願いしたいとのご要望でしたが、なんとご連絡をいただいた1ヶ月前に、当の葬儀社さんはご事情で廃業されてしまわれたというハプニングがございました。
ご相談者は過去4回の実績で気心がしれ、ご自身の時もお願いしようとまで思い入れていらっしゃったとのこと。
すでに担当者とは改めてお話されなくても、ご事情を全て呑み込んでいて下さって、お身内のような感覚だったと残念がっていらっしゃいました。
新たな担当者をご紹介するにあたり、こちらも前回までの方に勝るとも劣らない方をと思わず緊張いたしましたが、ご葬儀後、「家族一同、本当に感謝の気持ちでいっぱいの葬儀でした」との、ねぎらいのお言葉を頂き、安堵いたしました。
今回を機に、また新たなご縁が始まる予感がいたします。
このように、一つのご葬儀を機に様々な出会いやご縁の輪が、広がっていきます。
ご相談をお受けしていると、時々「ご縁を大切に」の言葉が、耳元でリフレインしてくるように感じられる昨今です。