葬儀を行う場所については、見積りをとる上である程度の予測をつけておいた方がいい項目ですが、選択肢がたくさんある場合と、またその逆でご要望に対して選択肢が少ない場合があります。
ご相談される方がどこの部分を重要視するかによっても選択肢が変わってくることもあります。
先日、家の近くにお寺の会館があるのでそこで葬儀を行いたいというご要望のご相談がありました。
葬儀の規模はお身内のみ20名ほどの家族葬を希望されていましたが、その会館は大型の葬儀でも対応できるほどの広さがあり、また、式場使用料もそれなりに高く、その事情を知ったご相談者は葬儀社の勧めにより、ご自宅からは少し離れたところになりましたが、家族葬想定して作られた丁度よい規模の式場をお選びになりました。
また、他のご相談では、お住まいの地域にある市営斎場での葬儀を希望されていましたが、市民の方は少ない使用料で利用できること、またそれに加えて火葬場が併設されているので移動の負担が軽減されるようなところから、普段でも利用希望者が多く、常に一週間ほど待たなくてはならない状況のため、万一の際にとても混雑していた場合も想定して、念のため次の選択肢として、他の斎場もご検討されています。
ご要望を全てかなえられる式場があるような場合には、特に悩む必要もない所ではありますが、状況によって悩まれるような場合には、場所や広さ、費用や混雑状況などの中でどの部分を重要視するかという部分に優先順位をつけていただくと選びやすくなるかもしれません。