葬儀社の規模は

 ご相談で葬儀社をご紹介させていただく際、小規模な葬儀社というだけで、その葬儀社は大丈夫かと心配されることがたまにあります。
 万一の時にちゃんと対応できるのか、他の葬儀と重なった時にどうするのかなどが心配ということのようですが、小規模な葬儀社さんがゆえに、そのような経験は何度もされていて、きちんと対応できるように工夫しているところも多くあります。

 以前、終活の一環で色々なセミナーに通い、葬儀についての一般的な事を勉強したので、あとはご自身達が万一の時に子供たちが困らないように、頼む葬儀社を決めておきたいというご相談をお受けしました。
 ご希望を伺い、いざ葬儀社をご紹介いう段階で社の説明をすると、「その葬儀社は小さいところなのか」と聞かれ、スタッフ2人の小規模な葬儀社だと伝えたところ、そんな小さな所で大丈夫なのかと聞かれました。
 「葬儀社だって病気をして入院することもあるだろう、旅行にだっていくこともあるだろうし、そんな時に自分が亡くなったらだれが葬儀をやってくれるのか、それだったらいつでも大丈夫な大手の葬儀社の方がいい」とのこと。
 センターとしては、葬儀のご要望をお聞きした限りでは地元の小規模な葬儀社をお勧めさせていただきたいと思いましたが、そのご相談者の一番のご希望は大手の葬儀社さんとのことでしたので、説明をさえていただいた上で、葬儀社をご紹介させていただき、まだまだ先のこととおもいますので、先々状況が変わることもありますからと、何年かに一度見直しをしていただくことをお勧めさせていただきました。

 ただ、小さな葬儀社でも、そのような場合の対応をきちんと考えているところもたくさんあります。
 大きいか、小さいかという葬儀社の規模だけで決めてしまう前に、ご相談者ご自身のメリットを一番にお考えいただけるといいかもしれません。

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