もやしの適正価格っていくら

 今日、ラジオを聴いていたら、もやしの業界団体が「経費削減の努力が限界を超え、健全な経営ができない」「せめて1袋40円で売って」という話題をしていました。

 20円で納品しているのに、それよりも安い、19円で販売しているところもあると取り上げていました。

 そういえば、近くのスーパーも19円で売っていたような気がします(もちろん、納品価格は知りませんが)。知らないうちに、同じ銘柄の、もやしとか、納豆とかヨーグルトとか値段を見比べて、そのスーパー全体の高い、安い、という印象をもってしまっているような気もします。(戦略商品で安売りを印象付けたいスーパーの狙い通り!)

 2009年に全国で230社以上あった、もやし製造会社・生産者は100社以上が廃業、現時点では130を切っているといいます。

 安売りは消費者に支持されますし、もっともわかりやすい差別化にもなります。が、短期的にみればの話で、「適正な競争」による「適正価格」という基本的な土壌がないと、長い目で見れば誰も得をしないで全体で沈んでいくということにもなりません。

 もやし業界だけが特別でないのが、恐ろしいところです。