喪主様の負担

 先日、告別式の立ち合いに行ってきました。
 ご相談者(この度のご葬儀では喪主様でした)にご挨拶をさせて頂いた際、「やっと半分が終わりました。あと少し。お葬式は疲れますね」とおっしゃっていました。
 葬儀の準備、ご親戚への気遣いなど、慌ただしい非日常である時間の流れは、葬儀を仕切る喪主の立場の方にとって、大切な身内の方が亡くなってしまったという悲しみと、きちんと葬儀をやらなくてはという緊張で、気
持ちや身体へのご負担はさぞ大きくなっていることと思います。

 以前、見学させていただいた斎場の担当者の方から聞いた話しなのですが、通夜・告別式、火葬を終え、初七日法要のため斎場に戻ってくる途中に喪主をされていた方が倒れてしまったことがあったそうです。
 その後すぐに回復され、初七日法要まで無事に済ますことができたそうですが、その喪主様は、無事に葬儀を終えるまで、と、よほど気を張っていらっしゃったのでしょう。

 お葬式を終えた後、緊張が解けて、ご家族が体調を崩されるというのはよく聞く話しです。
 お休みになれる時間がありましたら、細切れの少しずつの時間でも身体を休めていただくとずいぶん違うと思いますよ、と、ベテランの担当者が言っていたのを思い出しました。