梅しごとと墓参りと近況報告と・・・。

 このところ、年中行事のようになっている梅仕事も一段落済み、梅干し用に塩漬けした梅も、いい塩梅に白梅酢が上がって来ています。

 実家の梅の実の収穫に合わせて、半ば強引に季節外れのお墓参りをしておりましたが、今年は実家との日程の調整がつかず、梅の実だけを送ってもらう羽目になってしまいました。

 忙しさを理由になかなか実家の墓参りに足が向かない現状を打破するにはと、10年程前から始まったずぼらな思いつきも、周りを巻き込み、いつしか梅の実の収穫は実家の年中行事にもなってしまいましたが、今年は当事者の目が届かないので、選定に少々難がありますとの送り主からの断り書きが添えられていました。
 
 昨年、急死されたご主人のご葬儀の最中に梅が届いた、との報告を頂いた友人からは、日にちを特定した訳ではないのに、今年も丁度1周忌の日の朝、青梅が届いたとの由。
 毎年梅しごとをご一緒に楽しんでいたご主人にとっても、何か梅が取り持つ御縁があったのかもしれないと、感慨深げに近況をあれこれ語ってくれました。

 続々と届く、住まいも年齢も離れた友人たちの梅を介しての近況報告は、お互いの忙しい身を案じながらも、どこかオアシスの役目も果たしてくれているようです。

 近々、改めてお墓参りには行って参ります。
 ついでに母が元気な頃に植えた、15本の梅の老木にもお礼を忘れずに・・・。