安置所でのご面会重視の方向へ・・・。

 「ご葬儀までの間、姉妹で毎日お越し頂き、2時間程お母様との最後の時間をゆっくりとお過ごしになっていらっしゃいました」
 先日、ご葬儀を執り行って頂いた担当者から、自社霊安室での報告をいただきました。 
 2ヵ所ある霊安室の内、ご喪家にとっては少し遠方になりますが、ご面会時間の自由が効く方を選ばれたとの由。
 ご葬儀までの1週間、毎日通われて、お母様と心ゆくまでお話がお出来になられたのでは・・・。
 
 最近、ご相談者からご安置後のご面会が自由にできるところをとのご要望を、立て続けに頂きました。
  住宅事情等の関係もあり、以前の様にご逝去後ご自宅でのご安置が難しくなり、当センターでお受けするご相談でも、多くの場合ご自宅以外をご希望される傾向にございます。
 
 ご安置先の多くは葬儀社の自社安置所、または葬儀社が契約している安置所になりますが、ご安置先でのご面会は何時でも可能という訳ではありません。
 短時間での時間制限が多い中、最近は火葬式のみの場合でも、お別れだけは十分な時間を取りたいとのご要望も増え、徐々にではありますが、葬儀社さんサイドもご要望の多様化に臨機応変な取り組みが行われてきているようです。

 自社安置所を所有している葬儀社さんが少ない都心を除き、特に、周辺都市の自社安置所所有の葬儀社さんでは、毎日2時間ほどのご面会が可能なところ、ご相談に応じて自由に1日貸し切りでご面会可能なところ、安置所で火葬前日ゆっくりとお別れができるところ等、試行錯誤をされながらもご相談者のニーズに合わせた取り組みが見られるようになりました。

 最近、ご葬儀を待つ間、長時間自由にご面会できる葬儀社さんを第1条件にあげられたご相談者からは「葬儀社選びはとても大事です。希望を伝えて、ニーズに合った葬儀社を紹介してくれました」とのアンケートのご回答をいただきました。