人生100年時代、老後の暮らしとお金、みたいな雑誌特集が目につきます。タイトルを見ただけで元気が吸い取られる感じもします。内容は読んでないので偉そうには言えませんが、もう守り一辺倒色がにじみ出ています。守ってばっかりの話では明るさも出てきません。
企業での定年後、そこからゆっくり、どううまく下り坂にするかが論じられているかのようです。
ところで、東京オリンピックがあった1964年、男性の平均寿命は67歳でした。もしも人生100年で考えていいなら、今の50歳は、当時の17歳と同じ立場です。高校から先の将来が、これからまだあるということもできます。
考えようによっては、これまでは、一つのことをやって人生が終わってしまったのが、二つできるとも言えます。
もっとも、一つの企業で定年まで迎えるという前提も怪しいので、好むと好まざるとにかかわらず、2度どころか何回もシフトチェンジしていくことが必要になってくるかもしれません。
そのときに、受け身でやらされている意識の人はますます厳しい状況に陥り、自発的に物事に取り組める人は自分にあった場所にシフトチェンジできるような感じもします。