葬儀の相談

 先日、葬儀の現場確認に行ってきました。
 都内の小規模な家族葬に合う斎場で行われた、告別式のみでの一日葬です。

 ご相談者は私の友人です。ちょうど一年前の10月、お母様が倒れ、葬儀のことを考えなくてはならない状況になってしまったが、葬儀のことは何も分からないという状況でした。
 友人は初めて喪主という立場になるという状況です。

 まず、葬儀社の紹介というよりも、葬儀のことについての質問から始まります。
 友人からの質問は、亡くなったらどうしたらいいのか、葬儀はどこでやったらいいのか、どんな流れで進むのか、喪主は何をしたらいいのか、などなど…。

 それから一年、会う時には、前に質問されたことと同じことを繰り返して質問してくることもありましたが、もちろん、一から説明します。
 新たな疑問が出てくれば、それに対しての対応もします。
 「わからないことだらけだから、いつでも気軽に聞けてありがたい!」と言っていました。
 
 今回は友人ということもあり、何かのついでに葬儀の話しをしたりなど、その時点での状況やわからない事などの話題になり、その都度話をしてきましたが、センターへご相談される方も、センターでの対応は友人に対する対応と変わりはありませ。逆に、センターへご相談になる方は、初めましての方ばかりですので、ちゃんと伝わっているだろうか、と慎重に、丁寧に対応させて頂いているかもしれません。
 時間が経つと、こちらから連絡をすることをためらう事ですので、ちゃんと説明ができていたかを心配してしまうこともあります。

 初めて葬儀を出さなくてはならない方にとって、ご対象者の方が亡くなったとき、どうしたらいいのか、どんな風に準備が進んでいくのか、何に気を付けなくてはならないのか、など、不安な要素は沢山あると思いますし、後からまた新たな疑問が出てくることもあると思います。
 センターは、葬儀社を紹介する事だけの活動をしているわけではありませんので、何かありましたらいつでもご連絡いただければと思っています。

 今回のご葬儀では、事前相談の段階からお母様がお亡くなりになるまでの一年間の間に友人と葬儀社の担当者は一度もコンタクトを取らずに葬儀社へ依頼する流れになりましたが、こちらから、担当者がどんな人なのか、などを伝えていたので、安置所で「初めまして」という状態から信頼関係ができたようです。

 ご葬儀では、お母様の好きだったピンク色をメインにした生花祭壇を飾り、とても温かい雰囲気で執り行われました。