長期的なご相談ではぜひ見直しして頂ければと思います。

 以前、葬儀の事前相談は余命を知らされてからするのが普通ですか?というお問い合わせがありました。
 ご家族に万一のことがあった時、慌てないようにしたいということから、葬儀のことを考え始めたという方からのご相談です。
 ネットで葬儀社のことを調べ始め、色々見ていくうちに、葬儀社をネットで決めてしまっていいものなのか、と心配になってしまったとのこと。
 「まだ余命を宣告されたわけではなく、すぐに葬儀社を決めなくてはならないという状況ではないのですが、事前相談はやはり余命を宣告されてからするものですか?」というご質問でした。
 
 事前相談においては、どの時期から始められても大丈夫です。
 今はまだお元気な状態という長期的なご相談の場合でも、小さな不安を取り除くだけで気持ちが少し軽くなることもあると思いますし、まったくわからなかった葬儀のことを知るだけでも安心感はあるかと思います。。
 ただ、長期的なご相談の場合には、詳細までを決める必要はないとも思うのが正直なところです。

 何年も先という話になる場合、まず、ご相談者やご家族が現在の状況と将来の状況が変わってしまう事があるということがあると思います。
 また、葬儀社においてもその時の担当者がいなくなっていたり、代表者が代替わりして会社の雰囲気や価格帯がかわっていたり、など、いろいろな面において変わってしまうことがあるかもしれません。
 お葬式自体、今と昔では規模が大きく変わっていて、昔では考えられなかった火葬だけで見送る葬儀を今では普通に希望できる時代になっています。
 
 長期的なご相談の場合には、時々見直しのご相談をして頂くことをお勧めしています。
 以前の見積りやご提案から、また新しい状況でのご提案などがあるかもしれません。