ご葬家の要望はできるだけ葬儀費用を抑えてということでした。
深夜容態が急変し、お亡くなりになりましたが、病院側の要望で朝まで待てないということになり、ご遺体は一旦搬送業者の霊安室に運び、朝一番で越谷市斎場に搬送しました。
会葬者がご家族・ご親族8名のお身内だけの家族葬でした。奥さんは体調を崩して葬儀に出席できず、依頼者の長男の方も大変お疲れの様子でしたが、「霧の中を歩いている様な状態ですが、よくやっていただいて感謝しています」と丁重にご挨拶されていました。式場の音響もよく、読経も鉦の音の余韻もより一層心に深く響き渡るようでした。
葬儀を終えたお棺が台車に乗せられて火葬場へと向かう廊下に差しかかった時、会葬者は思わず上を見上げてしまいました。そこだけ頭上高く太陽がさんさんと降り注いでいました。光のシャワーは思った以上に強烈な印象で、それはこの世とあの世の橋渡しの場の様にも思われました。
※越谷市斎場の斎場案内は、越谷市斎場のページになります。