「喪中のため新年の御挨拶は失礼させていただきます」
11月に入り、親戚・友人からの喪中はがきが例年になく舞い込んできています。
早いもので今年も残すところ1ヶ月余りになってしまいました。
季節の移ろいに戸惑いを感じながらも、日々ご葬儀の相談を承っております。
最近ではネットを通じて情報過多の傾向もあり、ご葬儀も表面上は大分様変わりしてきているように見受けられますが、事前にご相談される方のお気持は10年前も現在もあまりお変わりはないように思われます。
ご相談頂くお気持やお立場はそれぞれですが、やり直しがきかない未知のことへの不安と、最後の力を振り絞って必死に戦っていらっしゃる方を目の当たりにされ、自己嫌悪に陥りながらも、無事やり遂げねばとお気持ちを奮い立たせてのご相談が大方かと存じます。
限界が近づき、何度も「もしかしたら・・・」のお気持がよぎり、「その時」をどのようにすればよいのか見当がつかないままセンターにご相談頂いた方からは、看病しながら一方でご葬儀の準備に入る行動に罪悪感を覚え、当初は悩みながらセンターとやり取りをしておりましたが、あらかじめ知っておくことが、ひいてはキチンと送ってあげることに繫がるのだと思えるようになってこられたとのご報告をいただきました。
ご相談されてからお気持も次第に落ち着き、残り少ない時間でしたが看病に専念でき、悔いを残すことなく、お見送りが出来たとの由。
当惑されながらもメールやお電話でのやり取りの中で、不安や疑問が1つづつ取り除かれ、並行してご自身のお気持も整理されていき、後は安心して看病に専念された御様子が伺われました。
一段落された後は悔いを残さない為にも、当方からも看病に専任して頂くようお願いしております。
やり直しがきかないのがご葬儀です。
センターではご要望のご葬儀に、またこだわりのご葬儀にどれだけ近づけられるか、ご葬儀を施行する担当者への橋渡し役を常に心がけております。