話題の中心は納棺師・・・。来年のお葬式事情はどのように・・・。

映画「おくりびと」が米アカデミー賞の外国語映画賞を受賞・・・。昨日から今日にかけてマスコミが一斉に報じ、テレビのニュース、ワイドショーはこの話題一色になった感があります。
 発表直前までの大方の予想ではノミネートされただけでも光栄だ位の取り扱い方だっただけに、一気にテンションが上がってしまったようです。
 世の中の不景気風をなんとか吹き飛ばしたい気運と重なり、鉦や太鼓が打ち鳴らされています。
 テレビでは各局のレポーターが競って「納棺師とは」のレクチャーをしています。
 納棺師の話だけでは間が持てないと最近のお葬式事情まで話が進んで来ています。
 折角ですから、もう1歩、生と死について、生き方についての話題にもって行きましょうか・・・。
 熱し易く、さめ易い日本人。この話題、来週までもってくれるでしょうか。
 でも、これだけ騒いだからには、心のどこかに残して頂けることを期待しましょう。
 騒いだ後、ふと立ち止まって自分のこととして考えてみましょう。
 来年の今頃はお葬式事情も大分変わってくるかもしれません。
 そんなことを、思い浮かべながら仕事に就きました。
 最初に受けた電話は、言いよどんだような声での「納棺師のこと教えてください」でした。