所沢市斎場での一般的な規模の葬儀での立会い

 所沢市斎場での会葬者80名程の葬儀・告別式に立ち会いました。

 故人はまだ50代と若く、依頼者で喪主の方は20代の若者でした。葬儀告別式の前、ご挨拶に伺った時は突然の悲しみにかなりナーバスになっていました。ご喪家からの要望はなるべく金銭的に抑えてほしいとのことでした。葬儀社の担当者も兄貴分として色々相談に乗っているようでした。

 葬儀社サイドは通常その値段のコースでは3段の白木祭壇になるのを5段の白木祭壇にしたり、供花の中に奥様と娘さんの名前が見当らないので、小さな花輪を二つ用意する等のサービスをしたそうです。

 式場は第2式場を使用しました。イス席の数の割には少し式場が狭く感じられ、また同じ出入口の第2、第3、第5式場の会葬者の出入りが激しく、時として音が式場まで響きバタバタした感が否めないようでした。

 故人の会社関係の方をはじめ、喪主である息子さんの同僚も多数仕事着のままご焼香に駆けつけていらしたのが印象的でした。

 葬儀告別式が終了し、甥ごさん姪ごさんの弔電の後、遠く沖縄の妹さんからの手紙が代読されました。お兄様の突然の死が信じられないご様子、残されたご家族への思いやりをご自分の言葉で語られ、決まり文句の多い弔電とは対照的な手紙に会葬者全員が涙し、傍で見ていても胸が締め付けられる思いでした。

 控室は親族が40名以上になり、精進落しのお食事用には第5控室(洋室)+火葬の待合室(和室・25畳)が使用されました。第5控室での通夜のお清めは立食で、会葬者は約100名程でした。

 柩を火葬場に送った後ロビーでお会いした依頼者は、先ほどまでの張り詰めた表情からほっとした安堵の様子を見せ、「親切に良くやって頂いて有難うございました」と挨拶され、こちらもその時始めて頬のピアスに気がつきました。

※所沢市斎場の斎場案内は、所沢市斎場のページになります。