代々幡斎場の式場「雪」を使用した一般葬の葬儀、告別式に立ち会いました。通夜の会葬者は270名程でした。
はじめ依頼者は代々幡斎場で家族親族を中心に会葬者40名前後と、ごく一般的なご葬儀を希望していらしたが、実際に蓋をあけると会葬者が10倍近くに膨れ上がってしまいました。
故人は生前会社社長を歴任、長男の依頼者もマスコミ関係の要職という関係上、最初の要望通りにはいかなかったようです。途中で話が漏れ会社関係の方々が次々に弔問に訪れるという事態になってしまいました。現実として依頼者や喪主の現職に大きく左右されることが多いようです。
葬儀社の担当者は打ち合わせでお話を伺っている間に、ある程度の予測ができ、「礼状は多めに用意していたので間に合いました。通夜の料理も融通が利く業者でしたので、次々に追加し間に合わせました」とベテランらしい対応振りでした。
故人の会社関係の方に弔辞をお願いして、急きょ弔辞をご焼香の前に組み込んだため、葬儀は定刻より少し早めに始められました。式場入口に集まった大勢の一般会葬者が、生前のお人柄、仕事への取り組みや業績等に耳をそばだてるようにして聞き、頷きあっていたのが印象的でした。
葬儀・告別式の会葬者も人数が確定できないまま進行しましたが、結果80人程に収まりました。火葬場にストレッチャーで運ばれて1時間余り、再び式場にて初七日の法要が始まりました。ご焼香の後、ご住職は「供養することは自分を供養させてもらったことになる」という講話で締めくくられました。
※代々幡斎場の斎場案内は、代々幡斎場のページになります。