ご葬儀の事前相談を頂いたご本人様のご葬儀から、1ヶ月近くが経とうとしています。
子に先立たれた親程悲しいことはない
お母様宛にアンケートをお願いするのをためらっていましたが、意を決して手紙を書き始めた時でした。
ご相談の電話のベルが鳴ったのは。
電話の主は13週間目に入った赤ちゃんが死産になってしまったので、亡くなった病院のある火葬場ではなく、都内で火葬にしたいので葬儀社のご紹介をとのご要望でしたが、ご主人の落胆された声のご様子からは、にわかに奥様のことが心配になってきました。
ご葬儀で、働き盛りの息子さんに先だたれた年老いたご両親から、生後数ヶ月の赤ちゃんの死を受け止めざるを得ない若いパパママまで、納得できないまま気丈に振舞っていらっしゃるご様子を見るのはつらいものがあります。
こんな時、見たり聞いたりする葬儀社の担当者の気配りぶりにはいつも脱帽です。
赤ちゃんを亡くされた若いパパとママからは「家族だけで見送り、よくわからないことばかりだったのですが、よく相談にのってくれ、ややおせっかいくらいに親身になってくれ大変感謝しています」とのお手紙もいただいております。
このような場合に限っての振る舞いぶりは独断と偏見で言いますとベテラン女性担当者に軍配が上がるように思われます。
ちょっと身びいきの感がありますが、見ていられなくなって余計なお世話を承知で焼くオバサマパワーがこんなところで大いに発揮されているようです。
悲しみの一部までもドーンと引き受けてくれそうな気配が伝わってくるのでしょうか。
頼もしいベテラン女性担当者の出番です。