200608121715

 なぎさ会館で施行された、会葬者30名程の葬儀告別式に立ち会いました。

 見積りの段階では臨海斎場が第1候補でしたが臨海、桐ヶ谷斎場共混み合い、日程が長引くためなぎさ会館に決めました。

 依頼者の方は以前の葬儀でかなりの高額を支払い、その辺りを気になさっていらしたようですが、今回の葬儀社の担当者の説明を聞き、安心なさったようです。一般葬の格安プランのコースでしたが、葬儀社の方の事情で(告別式の日に別の通夜があり、そちらで使うため)、1ランク上の祭壇を用意しました。勿論コース料金は見積りどうりですが、供花もひまわりやピンクの彩りがはなやかで全体的にかなり立派なものになったようです。

 交通事情を考慮し、臨海斎場での火葬に間に合うようにと定刻10分前にご住職了解のもとに葬儀・告別式を開始しました。

 最後のお別れの儀式に入る前、準備のため会葬者は一旦席を立ち、式場外でしばらくお待ちいただく場合が多いのですが、葬儀社の担当者は「式場が広いのでこのままイスにお座りいただいて、トイレ等に行かれる方はどうぞ」と案内された。

 皆さん一様にホッとした表情をみせ、喪主の方にご挨拶されていました。間もなく、まだ後方で係りの方が花をつんでいる最中ですが、かまわず担当者は「故人の身の回りのものをご家族の方々が入れてやってください。最後ですから声をかけてお花を沢山入れてください」と一人一人に手渡していきました。係りの方はどんどんちぎっていく、会葬者は受け取って柩に入れていく。この両者の微妙なタイミングがラフで、自然な感じにおこなわれているようでした。ドタバタしてしまうのではなく、アットホームな雰囲気にもっていく。傍からうかがっていると、ご喪家の方々が形式ばらないで気持をより素直に持っていけるような配慮のようにも見えました。霊柩車は定刻5分前に出発しました。

 ※なぎさ会館の斎場案内は、なぎさ会館のページになります。