ご家族・ご親族や親しい友人に見送られてのご葬儀が最近ではごく普通に執り行われるようになってきました。
都会を中心に流れとしてはむしろこちらが主流を占めるほどです。
参列される方々もご高齢の方が多くなり、式場でのバリアフリー化は進んできましたが、一方でそれに伴うソフト面でのきめ細かな臨機応変な対応も見逃せなくなってきました。
時に参列される方の中にはお身内の方で介護が必要な方もいらっしゃいます。
できるだけ最後のお見送りをさせてあげたいと願う、ご喪家のご要望を汲み取るためにも、葬儀スタッフの中にヘルパーさんの資格者の必要性もでてきました。
また、最近立会いにうかがった斎場では通夜のお清め所が和室のため、イス席の式場でのお清めになりました。
ご高齢者が多いので、イス席での通夜ぶるまいとなり、通夜の儀式の読経とご焼香が終わった後、式場にテーブルセッティングがほどこされました。
祭壇と棺の前にはテーブルがTの字に並べられ、お食事のご用意が整いました。
棺に向っての献杯に始まり、故人も交えてのお食事会のような和やかな雰囲気が伝わってきます。
親しかった皆様とご一緒の最後の晩餐会に故人様もさぞかし安心して旅立たれるのではと思わせるような通夜でした。