3、11以来友人の間では「整理」が一つのキーワードとなっているようです。
先日会った友人は、バブル期に大枚はたいて手に入れた巾1メートル以上もある信楽焼きの陶板と大皿を、滋賀県のお寺に寄付したばかりとのこと。
一人住まいで二つの作品の落着き先を思いあぐねていた時、寺が全焼した新聞記事を見て、ここだと直感的に決めたが、忙しさにかまけそのままになっていました。
3,11をきっかけに今しかないとやっと念願を果し、ホッと一息ついたところだそうです。
お墓にまでは持っていかれないから、余分なものは極力持たないと思いつつも、身の回りにはいつの間にか思い出の品物が山積してしまいます。
友人はリストを作って、これからも機会ある毎に思い出の品をプレゼントしていくつもりとのこと。
話を聞きながら、昨年亡くなられた方の奥様から頼まれていたことを思い出しました。
まだ手付かずのままになっている2部屋いっぱいのフィルムの整理を手伝って欲しいと。
よし、この際だ。友人を総動員して一気呵成にやってしまおう。
気持が変わらないうちに・・・。