無農薬の野菜と手打ち蕎麦のレストラン、職人館の窓の外は見渡す限り一面の田んぼです。
その田んぼからの心地よい風が頬を撫でる中、先程から女性4人のおしゃべりはつきません。
4人の年齢はバラバラですが、歳を忘れてあの話この話と、話題には事欠きません。
取り分けお元気なのは最年長で御歳95歳の友人のお母様。
色白なお顔にトルコ石のネックレスとイヤリングが映える姿、張りのある声につられていつの間にかこの大先輩に向っても、友達感覚で話し込んでいました。
毎日の畑仕事と地元信州の四季をちぎり絵で描くのを日課とされていらっしゃるとのこと。
姿勢の良さ、メリハリのある声、記憶力の良さ、どれも「さすが」の一言ですが、
更なる向上心を持ち続けてお仕事に励んでいらっしゃる事こそ長寿の秘訣では・・・。
いつまでもお元気で。
麦藁帽子を借りてもいださやえんどう、家に持って帰り、大変美味しく頂きました。
来年も頂きに伺います。
昔から「孝行したい時分に親はなし」と言われ続けてきましたが、私も年配の御婦人をみるとちょっぴり心が痛みます。
それが母の晩年を傍にいてあげられなかった娘の唯一の心残りとなっているので。