東京にも初雪が見られ、寒さも一段と厳しさを増してきました。
先日、ご葬儀の立会いにお伺いした折、葬儀社の方から「今、公営の式場を押さえるのが困難な状況が続いています」とのお話がありました。
例年だと12月に入る頃にはご葬儀が増え、暮からお正月にかけてピークを迎えていましたが、昨年から今年にかけては比較的斎場を押さえやすかったようです。
お正月三が日の混雑ぶりも例年ほどではなく、比較的平穏だったとのこと。
その分ずれ込んで、今ひとつのピークを迎えているようです。
12月の暖かさから最近の急な寒さは特にお歳を召した方々には深刻です。
これも昨今の季節がずれてきていることと関係があるのではと推測してしまいますが・・・。
一方、寒さに関してはご葬儀の現場も万全ではありません。
大勢の会葬者が見込まれる会場の場合はテント内でのストーブに頼る場合が多く、参列者は思わぬところで戸惑われることもしばしばです。
大型ストーブの周りは熱いくらいですが、少し離れると寒さがこたえます。
経験されたご喪家の方々はご要望の筆頭にこの寒さ対策が挙げられ、室内でお待ちいただける斎場を強くご希望されるのもうなずけます。
しかし、大勢の方が一堂にお待ちいただける式場も限られています。
多くのご会葬者が予想されるご葬儀に参列される場合、まずはご自身の手でどんな状況にでも対応できる寒さ対策をしておきましょう。
今年はインフルエンザも流行の兆しを見せております。
万が一のことも考え合わせておきましょう。
実は今一番必要性を感じているのは、立会いにお伺いして背中に悪寒を感じた私自身ですので、老婆心ながら申し上げておきます。