遺された身内のために

 久しぶりにエンディングノートを開きました。
 今はまだ何も書いていないので、書き始めようかと思ったのですが、いろいろと調べなければならないこともあり、書き始めるとけっこう大変かも…。と、結局何も書かず、また閉じてしまったのですが。

 友人知人の連絡先や保険、年金の証券番号、色々と調べなくてはならないことが多いので、つい後回しになってしまいますが、やはり遺された者にとってはとても助かる一冊であることは間違いありません。
 本人でも、こうなったらどうしようかと迷う選択を、自身で選択できなくなった状態の時に身内に判断を任せるのは酷なことでもあります。

 実家の両親にも一冊ずつ渡しているのですが、はたして書いてくれているのでしょうか。
 きっと書いてくれてはいないと思うので、エンディングノートに書いておいてもらいたいことを、さりげなく聞いてしまおうかとも思っています。

 葬儀のことは私に任せるから大丈夫だと身内の者は考えています。もちろん、それはそうなのですが……。では、私に万が一のことがあったときは?

 いつ、なにが起こるかわかりません。家族のために、一番、書いておかなくてはならないのは私なのかもしれないということに気がつきました。