先日、早朝、圏外の関西の方からお電話をいただきました。
「関西にも当センターのようなところはないか」とのご質問でした。
インターネットで調べ、NPOであることをたよりにお電話をされたご様子です。
お身内の方が病院でお亡くなりになり、病院で紹介された葬儀社さんの手ですでにご自宅に搬送済みですが、当初聞かされた搬送代よりもかなり割り増しになり、なによりも担当者の高圧的な態度に不信感をつのらせ、今のところは1回ごとのドライアイスの取替えだけをお願いしているとのこと。
その間にもインターネットをたよりにご希望の葬儀社を探していらっしゃいましたが、調べれば調べるほど何を基準に選べばよいのか迷い、焦りを感じてのご相談とのことです。
格安のご葬儀を掲げ、全国ネットでご紹介している紹介所にお問い合わせすると、1番近い葬儀社さんとして、かなり離れた他市の葬儀社さんをご紹介いただいたが、お伺いできる範囲と言われてどうしたものか。
確かに近くには葬儀社が見当たらないようですが・・・。
他にはNPOを掲げてご葬儀関連の会もあるが葬儀社のご紹介もしていただけるのか否か。疑問は膨らむばかりと・・・・。
その上、故人様は生前に献体を希望されていらっしゃったので、病院にその旨連絡を取ってみたところ、ご返事は翌日の夕方以降になると言われ、さらに困惑の度合いが深まってしまったようです。
お話をお伺いして、まずはご自宅にご安置の状態なので、ドライアイスはそのままお願いされ、その間にご紹介いただいた葬儀社さんやご相談者が注目された葬儀社さんから見積りを早急にお取りになり、さらに葬儀担当者からも具体的なお話をお伺いした上で、献体も視野に入れてお決めになられてはと提案いたしました。
格安をうたっているが、どこまで含まれている費用なのか。
火葬一式幾らの場合には何が含まれ、何がオプションとなっているか。
また、火葬場への搬送代は、写真代は、柩に入れるお花代は等を確認される必要もあります。
少しでもご納得のいくご葬儀をしてほしい。
やり直しは利かないのだから。
これがご相談をお受けした者の偽らざる気持ちです。
先ほど、少し席を外している間にスタッフが連絡を受けたそうです。
「ご心配をおかけしましたが、ご葬儀は無事おわりましたので、よろしくお伝えください」と。
今、少しほっとしています。