初めての葬儀社さんとの面談では、いろいろな話を聞きますが、2つの大きな柱が、特徴と略歴です。
特徴で言えば、「御社の特徴を簡潔に言うとどのような感じになりますか?」
簡単そうな質問ですが、明快に答えてくれるところは案外少ないです。あまりにピントがずれている答えだったり、沈黙が長いと耐えられないので、言い方を変えて質問をしてみます。
「多くの葬儀社さんがある中で、御社に仕事を依頼すると喪家にとってどんなメリットがあるのでしょうか?」とか、
「ほかの葬儀社さんよりも、御社を選んだほうがいい理由は何だと思いますか?」
これでもダメだと、
「これまで実際に御社に依頼した人は、どのようなところに魅力を感じたのでしょうか?」
「これまで実際に御社に依頼した人は、どのようなところに満足度が高かったですか?」
葬儀という同じようなことをやっているので・・・という声も葬儀社さんから聞こえてきそうです。
この特徴は明快に伝えてもらったほうがありがたいです。ただ、明快と言っても言葉上の事なので、実際はどうなのか?
長く付き合ってやり取りや行動、結果を見ていけば大方わかりますが、最初のほうでの判断材料とすれば略歴が一番わかりやすいと思っています。
会社の略歴、代表者の略歴、担当者の略歴・・・というような感じです。
この略歴部分は、特徴のような曖昧なものではないので、興味深い話が聞けたりします。
たとえば、これまで、どういう会社や葬儀社に勤めていたか?
どの社という事ももちろん大事ですが、現在その社をどう表現しているのかは、その人の現在の立ち位置を表していてわかりやすいです。ついでに、外側から見ていたのではわからない話が聞けるのもありがたいです。(まだ会ったばかりの人に、以前勤めていた社を悪く言う人はあまりいませんが、中には以前のことを言わない黙秘権を行使されます、そうすると打つ手は何もありません)