思い出の作品。

 ご葬儀では、思い出コーナーとして、故人様の思い出の写真やお好きだったものなどを式場やロビーの片隅に設置することがあります。
 たくさんのスナップ写真をボードに貼って展示したり、故人様が集めていたコレクションや、手作りの作品を飾っていたり。
 思い出コーナーはご親族やご会葬の方々にとって、故人様と一緒に思い出に浸ることができる最期の場としてとても意味のある場のように思います。

 ディスプレイのセンスが良かったり、什器が充実していたりなど、積極的に思い出コーナーにちからを入れている葬儀社さんもあり、ご遺族と一緒に飾られることもあるようで、ご遺族の方にとっても思い出に残る葬儀になるのではないでしょうか。

 私の周りにはハンドメイドを趣味としている人が多く、完成度の高い作品を着々と仕上げています。ただ、ほぼみんなそうなのですが、出来上がった作品は、自分で使ったり、お友達にプレゼントしてしまったり、もともとプレゼントをするために作っていたり・・、作る作業が楽しくてやっているので、自分の手元にはほとんど残っていないようです。
 私自身も同様で、長年やっている割には邪魔になるほどの数は溜まっていません。

 友人は、出来上がった作品を必ず写真に撮ってから手放すようにしているとのこと。かなりの数を作っているので、写真もそうとうの数がありそうです。
 記録として撮っているだけなので、あまり見返すことは無いそうなのですが、それを全てプリントして飾ったら・・・

 お互いにもう少し年齢を重ねたら、その友人に提案してみようと思います。