おかげさまで今後について少し余裕が出てきました。
あらかじめ用意することで落ち着いて親を見送ることができそうです。
大事なご葬儀に突入する前の段階ですが、受け取った当方も思わずご一緒にホッといたしました。
当センターのご相談フォームをご利用いただき、メールでのやりとりの後、ご要望に見合った賛同葬儀社さんからお見積りをお取りし、説明をさせていただいた直後の文面です。
ご葬儀のご相談をお受けする当初、多くの方が未経験の特別な儀式に対し何から手をつけてよいのかという獏とした不安と、間近 に迫った肉親との決別への悲しみが入り混じった切羽詰っ た状態が、メールでのやりとりをしていくうちに少しずつほぐれ、整理されて、ご要望をまとめた見積書というひとつの大きな手がかりができたことで、お気持ちも落ち着きを取り戻されていく過程が読み取れ、後の肉親との残された時間をどのようにされるか、またどのようにしたいか目指す方向が定まってくるようです。
また、闘病中のお父様に付き添ってきた方は、何度となく大きな山を越えられたが、限界が近づいてきて「もしかしたら」が頭をよぎりだしたが「その時」をどうすればよいのか、具体的に何もわからず、インターネットの検索で当センターの存在を知り、一方で病院へ日参している自身の裏腹な行動に罪悪感すら覚えられたとのこと。
最初にメールを送った時点では自分は冷たい人間だと感じ、裏切った思いすらされたが、センターのホームページを読み込み、メールでの問答の過程で、あらかじめ知っておくことが、ひいてはきちんと送ってあげることにつながるのだと思えるようになったと、心の内を告白された方もいらっしゃいました。
「これがお父様の最後の入院になるだろう」と医師から告げられた方は、葬儀の準備を考えなければいけない状況にもかかわらず、当初は病院で紹介されるだろうからと積極的に考えていなかったので、インターネットで当センターのサイトを見つけ、電話番号だけを控えておかれたとのこと。
やがて、おそらくあと数日という不安な状況に置かれ、思い切って電話をされたそうです。
「色々アドバイスをしていただいて、お任せする覚悟ができたので、残りの数日は父を看取ることだけに気持ちを集中することができ、本当によかったと思います」と、後日ご報告をいただきました。
文面の最後は「遺された者として振り返りました時、父の看取りと葬儀が不思議なことに私にとって幸せな思い出となっていることに気がつきました」と結ばれておりました。